2008-01-01から1年間の記事一覧

今年もこうして暮れていきますね

今年も仕事納めの日となりました。昨年同様バタバタ状態ですが、例によって、今年一年のインプットを振り返ってみたいと思います。毎年、自分がやった舞台活動から得られたインプットを並べることが多いのだけど、今年はちょっと違う感想。(1)ドラマ「ちりと…

大田文化の森合唱団演奏会お手伝い

土曜日、毎年クリスマスの恒例になった、大田文化の森合唱団演奏会をステージマネージャとしてお手伝い。やっぱり、継続って力だな、という思いを新たにする。今回も、メインステージはロッシーニの小荘厳ミサ。昨年よりも演奏する楽章の数を増やして、段々…

「陽気なギャングが地球を回す」〜爽快ピカレスクロマン〜

いわゆるピカレスクロマン、というのは、「悪漢小説」とか「犯罪小説」という訳語が頭にあって、何故かすぐ、ジャン・ギャバンの顔が思い浮かぶんだね。多分、昔見た「地下室のメロディー」で、初めて「ピカレスクロマン」という言葉を聞いたせいかもしれな…

娘の誕生日

今日は日記風に、14日の日曜日、娘の誕生日のことを。娘の9歳の誕生日、ということで、ママもパパも張り切って、前日からいろいろと準備。娘が眠ってしまってから、リビングを飾り付けたり、プレゼントの用意をしたり。もともと、娘は、「人生銀行」とい…

お話を書くこと

以前ちょっとこの日記でも書いていた、神戸を舞台にした、ソプラノ歌手の子供たちの物語を一旦脱稿。A4のワープロ原稿で180枚近い長編になってしまいました。10月くらいから、自分の作った物語の中に相当のめり込んでしまって、その世界の中の出来事…

北村薫強化月間

なんか、最近の読書感想文は北村薫さんだらけ。お気に入りの作家を発掘すると、次々読んでみたくなるもの。というわけで、ここ2週間くらいの間に、「月の砂漠をさばさばと」「冬のオペラ」「夜の蝉」と読みつなぐ。どれもいいなぁ。「月の砂漠をさばさばと…

コーヒーを淹れる その2

以前、会社でペーパードリップでコーヒーを淹れるのが日課になった、という話をこの日記に書きました。この日課、最近ちょっとエスカレートしております。エスカレートしたのには理由があって、わけあって会社を退職した知人が、ネット販売のコーヒー屋さん…

「日暮らし」〜予定調和って好きです〜

宮部みゆき「日暮らし」を読了。丁寧に描かれる「癒し」のプロセス。少し前に、「日暮らし」の前作にあたる、「ぼんくら」を読んで、なんとも後味の悪いエンディングに、宮部さんってひょっとして、予定調和の世界を捨てちゃったのかなぁ、と、ちょっと寂し…

「アドリアーナ・ルクヴルール」〜継続は力〜

週末、埼玉オペラ協会の「アドリアーナ・ルクヴルール」を見に行く。この協会が以前上演した、「カルメン」の舞台で助演させていただき、ちょっとご縁ができた関係で、ブイヨン公爵夫人役の田辺いづみさんが、チラシを送ってくださったのです。田辺さんがキ…

DSが欲しい

昨夜家に帰ったら、女房が、夕方ちょっと大変だったんだよ、と言ってくる。娘が、帰りのバスの中で、同級生たちみんなに、「えー、DS持ってないの〜、みんな持ってるのに〜」とからかわれて、ちょっと泣きべそかいちゃったんだって。帰ってきてから、DS…

「空飛ぶ馬」〜やっぱ北村薫はいいなぁ〜

「秋の花」ですっかりヤラれてしまい、「スキップ」をじっくり味わった北村薫作品、相変わらず追いかけており、デビュー作「空飛ぶ馬」を先日読了。いいっすねぇ、人が死なないミステリー。人が死なないからと言って、そこに描かれている謎とその答が軽いも…

ディズニーランドでの一日

今週火曜日、学校が臨時休校になった娘に合わせ、パパも会社をお休み。家族3人で行ってまいりました、ディズニーランド。ディズニーランドを楽しめるかどうか、というのは、いかに時間を有効に使えるか、というところの勝負だったりするのだけど、かなりう…

高いってば

「ファウスト」の練習、ぼちぼち進んでおるのですが、やればやるほど危機感は募る。ヴァランティン、という役の声域は、私にとってはとにかく高い。最高音はGで、それも一瞬だけ、というのじゃなくて、ずっとヘ音記号の五線の上、Cから下に下がってこない…

秋の実り

実りの秋、ということで、毎年、この季節には、田舎から色んな農作物が送られてきます。西宮の実家の庭で取れたカボチャのようなサツマイモ、丹波篠山の本場の栗、黒豆の枝豆・・・極めつけは丹波の松茸。先日お吸い物にしてありがたくいただきました。女房…

「鉄コン筋クリート」〜やっぱ殺し合いかぁ〜

先日、深夜にムービープラスHDでやっていた「鉄コン筋クリート」を思わず見てしまう。ジャパニメーションもここまで来たんだなぁ、と思いつつ、やっぱ殺し合いなんだなぁ、とちょっと悲しい。オタク的観点で言えば、スタッフの中に森本晃司さんの名前を見…

秋の北京

今月の頭に行ってきた北京。2年ぶりくらいの来訪だったんですが、本当にきれいになっていて、五輪効果の大きさには驚きました。いくつか感想を雑記帳風に。 ・やっぱり秋北京は秋が一番いい、というのは以前も聞いていたのですが、本当にその通りでした。夏…

機内映画鑑賞〜「スィングガールズ」「ハンコック」〜

出張に行く時の楽しみの一つが、往復の飛行機の中で見る映画。最近は「シートTV」という形で、好みのプログラムを選択できて、かつ巻き戻したり一時停止したり、なんてことも自在。ほんとに便利な世の中だよ。これじゃほんとに年寄りだよ。てなわけで、今…

「スキップ」〜理想的教師像〜

以前、この日記で、小川洋子さんの「博士の愛した数式」の感想文を書いた時に、80分しか記憶を維持できない主人公の「博士」の姿を、一つの理想的な教師像として受け止めた、という文章を書いたことがありました。毎年毎年、同じ年齢の教え子たちが自分の…

積み重ねてきたもの

大変ご無沙汰してしまいました。10月4日には「あけぼのフェスタ」でガラコンサート、5日から木曜日までは北京に出張に行っており、この3連休はGAGの第八回公演・・・ということで、ずっとバタバタしておりました・・・1年に何度か訪れる超多忙な日…

みんなほんとによい子たちだよ

週末は例によって盛りだくさん。土曜日、娘の運動会があり、夜は女房が合唱コンクールの都大会、私はガレリア座の一人ソリスト練習。日曜日は朝から仕事(T^T)で、午後にはGAGの通し練習、夜は10月4日の「あけぼのフェスタ」の練習・・・こう見ると、も…

ゴチャゴチャ

来月の頭に北京に出張することが決まって、色々と準備が入り、かつ、上半期のシメ、ということで色々と資料作成の仕事が入り、打ち合わせも沢山入ってきて頭の整理がつかない。一方で例によって一日200通を越えるメールを処理しないといけない。こういう…

解釈と表現

舞台表現をしていると、ある表現をどういう解釈に沿って表現するか、というのが議論になることがあります。このセリフを言っているときの気持ちはかなしいのか、うれしいのか。「かなしい」と言っても、「悲しい」と「哀しい」では表現が変わってくる。ある…

子供って育つんだねぇ

3連休、GAGの通し稽古、ガレリア座の初練習、とイベントが続きました。GAGの方は、再演ということもあり、演じる人物のキャラクターをある程度つかまえてあり、それを前回よりもさらに深く演じる楽しみ・・・みたいな所に興味の中心は移っています。…

ちょうどいいことを重ねていきたい

10月のGAG公演に向けて、色々と準備が進んでいます。GAGは、女房と私の二人所帯なので、準備は全て2人で作業。音響効果用のMDを作ったり、DMを作ったり、練習会場を手配したり・・・そうやっている脇で、いつも付き合ってくださる方々に、当日のス…

大久保混声合唱団演奏会「あやとりの記」〜裏方の喜び〜

土曜日、大久保混声合唱団の久しぶりの演奏会「あやとりの記」をステマネとしてお手伝い。スタッフにも恵まれ、本当にいい演奏会を、裏方としても思い切り楽しむことができました。今回の演奏会は、大久保混声合唱団のこれまでの定期演奏会と比較すれば、ち…

「書きたい」虫

最近日記の更新をサボっているのですけど、ではアウトプットをサボっているか、というとそういうわけでもないんです。実を言うと、最近ちょっと思いついたお話があって、それをぼちぼち書き進めているんです。神戸を舞台にした、ソプラノ歌手の娘と息子の姉…

色々と活動中です。

月末、色々と活動しております。日記風に。追いかけ始めた伊坂幸太郎、デビュー作の「オーデュボンの祈り」を読了。読書の快感ってのはこういうことを言う、と実感。摩訶不思議でシュールな舞台設定。出てくる人物の全てが一筋縄ではいかない奇妙な人々。一…

「大丈夫だよ」とささやき続けよう

昨夜、夜中の二時くらいから、多摩エリア全域を雷雨が襲う。3時くらいに落雷の音で目が覚めると、そのまま1時間以上、雷が鳴り止むことがない。女房も娘も目を覚ましてしまって、家族3人で雷に怯えながら、身を寄せ合って横になっておりました。娘は大き…

「崖の上のポニョ」〜たまにはオタク爆発〜

読者の皆さんが引くと困るよなぁ、という配慮で、この日記ではあんまりオタクな記述はしないように(これでも)心がけているつもりなんだけど、「崖の上のポニョ」の感想を書こうと思ったら、かつてのアニメおたくの血が騒ぐわけです。今から謝っておこう。…

追加夏季休暇

先週、父方の伯父が亡くなり、急遽、金曜日にお休みを取って、お葬式に行くことになりました。83歳の大往生ではあるのだけど、私の亡父によく似た風貌の伯父さんでしたから、父の葬儀を思い出してちょっと感傷的になったりした。女房と娘を東京に置いての…