2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年の瀬が年の瀬っぽくなくなって困ったもんだが

今日は仕事納めの日なんだけど、全然普段の日と変わらない感じです。昔の仕事納めの日っていうのは、もっと年の瀬っぽかった気がするんだけどねぇ。今は、仕事がグローバル化していて、海外は年末年始のお休みが日本より短かったりするから、海外に合わせて…

宮部みゆき「誰か」〜ハードボイルド・マイホームパパ〜

宮部みゆきさんには、勝負をかける作品と、ちょっと息を抜くために書いてらっしゃるような作品がある気がしています。「レベル7」「火車」「理由」「模倣犯」・・・一種、宮部さん自身が、ものすごく意欲的に新しい試みにチャレンジしていこうとした作品群…

大田文化の森合唱団のお手伝い〜プロとアマチュアの理想的なコラボレーション〜

最近どうも忙しさにかまけて、日記の更新がおろそかになっていて済みません。色々と書きたいネタは溜まっているのですが・・・特に、最近ちょっと読書ペースが上がっているので、最近読んだ本のタイトルだけ、ちょっと並べておきます。また感想文が書けたら…

離人症的世界って、ひょっとしたら・・・

つい先日の日記で、P.K.ディックの描く世界が「離人症」の兆候を示している気がする、という話を書きました。その後、ひょっとして、ディックが一種の悪夢的未来図として描いた離人症的世界が、すごく身近に広がりつつあるんじゃないだろうか、という気分に…

「火星のタイム・スリップ」〜離人症的世界〜

以前読んだ本に、木村敏先生の「時間と自己」という本があり、これが非常に知的興奮に充ちた本でした。離人症という精神症例において、時間感覚や存在への実感が希薄になる、という現象が起こる。そこで起こっていることを分析すると、人間が世界を把握する…

風物詩

週末あたりから娘の咳がひどくなってきて、金曜日の夜あたりから発熱。土曜日・日曜日と38度を越える熱が出る。わりと元気なので、大丈夫かなぁ、と思っていたんですが、昨日お医者さんで検査してみたらば、大当たり。インフルエンザでした。今年こそ皆勤…

世間は狭い

先週の日曜日、娘を連れて青山教会に行く。以前さいたまオペラで舞台をご一緒した、ソプラノ歌手の岡村正子さんが、古楽器のアンサンブルの「ラ・カリテ」というグループの演奏会に客演される、というので、案内をいただいたのです。ちょうど、女房が「美し…

「ちりとてちん」〜人を気持ちよくするには〜

先週末までのインプットを下記に並べておきます。相変わらず実りの多い日々です。・ドラマ「ちりとてちん」を女房と一緒に見る。よく出来た脚本だなぁ。 ・P.K.ディック「火星のタイム・トリップ」を読了。この時期のSFで、やるべきネタは全部出尽くし…