大変ご無沙汰してしまいました。10月4日には「あけぼのフェスタ」でガラコンサート、5日から木曜日までは北京に出張に行っており、この3連休はGAGの第八回公演・・・ということで、ずっとバタバタしておりました・・・1年に何度か訪れる超多忙な日々でしたが、GAG公演も終わり、色々と滞っていたものに手を付けていこうと思っています。そうこうするうちに「ファウスト」が佳境に入っていくのだろうけど。わはははは。
今日は、ご来場いただきました皆様へのお礼もこめて、昨日上演したGAGの第八回公演のことを書きたいと思います。3連休の最終日、ということで、前もってお声がけした皆さんからのレスポンスもあまり芳しくなく、80名程度のキャパに対して、「20人くらいお客様が来てくれれば御の字かなぁ」などと、結構弱気になっていたのですが、ふたを開けてみれば、40名くらいのお客様で客席はちゃんと埋まりました。お客様の舞台に対する反応もすごくよく、出演者二人とも、気持ちよく最後のコールまで勤め上げることができました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
最近のGAGの定ハコにしているのが、調布市民文化会館「たづくり」の映像シアター。もともと、小さな規模の講演会や、大きなプロジェクターを利用した映画上映を中心とするハコなので、会場付きのスタッフさんは、二言目には、「演劇用のハコじゃないんで・・・」と苦笑いされます。でも、我々2人からすると、とても「ちょうどいい」感じのする場所。何より、会場付きのスタッフさんが、「そういうことをやりたいのなら、ここまでなら可能ですよ」という感じで、色々と提案をしてくれたり、工夫をしてくれたりする。言われたことしかやらない、あるいは、言われたことも「面倒臭いからできません」と断ってくる会場付きスタッフさんも多い中で、ここのスタッフさんは本当に親切で、少しでもこちらの意図を実現してあげよう、と一生懸命知恵を出してくれます。
今回も、二人の登場人物が座る椅子の部分だけに明りを当てる、という絵が欲しくて、「でもちょっと難しいかなぁ」と、みんなで試行錯誤していたら、スタッフさんが、「椅子に明りを当てたいのなら、こういう手がありますよ」と提案してきてくれた。早速試してみると、とっても素敵な絵が出来上がりました。映像シアター、侮れず。
そして、今回スタッフに入ってくださった、KTご夫妻、KYご夫妻、それに専属受付嬢のAちゃん。どうもありがとうございました。こういうチームが毎回きっちり作れて、段取りよく見事に舞台を支えてくれる、というのは、本当に我々にとって最高の財産だと思う。
前にもこの日記に書いていますが、今回の公演で取り上げた、飯島早苗さんの「パ・ド・ドゥ」は、7年前にGAGで上演した演目の再演です。再演にあたって台本を読みこなしていく中で、以前には見えなかったものが今回はくっきり見えていく、そんな感覚を何度も感じました。それは、7年間という年月で、我々二人が積み重ねてきたものの力なんだろうな、と思う。それだけじゃない。昨日の舞台に来てくださったお客様、舞台を支えてくれたスタッフさん、みんなが、我々の活動をずっと温かく見守ってきてくださったこと。全ての時間の積み重ねが、あの場所をしっかり包んで、とてもいい時間を過ごすことができたんだと思います。
我々二人の道楽に、こんなに沢山の方々が、こんなに長い時間付き合ってきてくれたことに、本当にありがとうございました。撤収を手伝ってくれて、打ち上げにも来てくれたガレリア座のみんなにも感謝感謝。皆さんのサポートに応えられるような、いい舞台作りを続けていけるように、これからも精進してまいります。舞台っていいなぁ、本当にいいなぁ。