2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

本当のハロウィーン

先週の土曜日、「ノルマ」の舞台が終わって、さて、日曜日も頑張るぞ、と電車で家路につく。蒲田から品川駅で乗り換えようとしたら、山手線のホームが異様な空気に包まれている。何事か、と思ったら、山手線の電車の中ほど、2両ほどの車両に、異様な風体の…

大田区民オペラ「ノルマ」〜なかなか難しいもんだ〜

土日、大田区民オペラ合唱団の「ノルマ」が終了。色々と考えさせられることが多かった舞台でした。つらつらと書き並べてみます。まずは自分自身のパフォーマンスのこと。かなり熱い芝居をして、合唱団に対する司令塔の一つのような形で機能していたのだけど…

舞台袖にて

今まさに今週末の「ノルマ」のGP中です。体調万全とは言いがたいのだけど、なんとかなりそう。例によってわりと真ん中近くでこちゃこちゃやってます(笑) 今回は、舞台裏でもいろいろと勉強させられることが多い舞台でした。娘も、出演者の子供たちと友達…

多彩な音が一つになるのだ

音楽、特にオペラなんぞをやっていると、音楽と歌い手の感情とがしっくりシンクロした時に、ぞわっとするような感動が生まれる時があります。そういう音楽の持つ魔力のようなものを最大限に利用したのがナチス・ドイツで、それ以降、音楽の持つそういう陶酔…

大阪弁の破壊力

最近忙しくて更新がおろそかになっていてすみません。週末から結構話題だったのが、亀田一家バッシングですけど、今日は、この現象の背景にある、大阪弁という言語についてちょっと考えてみたいと思います。というのも、亀田一家があれだけバッシングされる…

ちゃんと編集段階でチェックしてよ・・・

昨夜、TVで、泉ピン子さんが老いた盲導犬の暮らす施設を訪ねる、という企画をやっていた。そこで、パピーウォーカーの家に預けられた盲導犬候補の子犬が紹介されていて、この子が赤ん坊の時、母犬のおっぱいを飲んでいる絵が出てくる。そこでナレーターが…

「母の影」〜圧倒的な両親〜

北杜夫さん、という作家は、思春期の頃に随分読んだ作家さんです。自分とちょっと名前が似ていたので親しみがあった、というのもそうだけど、初期の感傷的な短編や、重量感のある長編小説の中にある濃厚なロマンティシズムにすっかり心酔した時期がありまし…

「黒い家」〜女優で読む〜

「読んでから見るか、見てから読むか」という角川映画の有名なキャッチコピーがありました。映画とその原作・・・というのはその点、一種の緊張関係で結ばれていますよね。文字情報というのは画像情報に比べて情報量が格段に落ちるので、その欠落した部分を…

コウモリくんの次は・・・

私の住んでいる調布という所は、それなりに緑や畑が多くて、多少田舎っぽい風情が残っている、という話を、以前からこの日記に書いています。おかげで家の中にコウモリのキーキくんが飛び込んできたりするわけだけど。女房もそうだけど、私も、子供の頃から…

「フランチェスコの暗号」〜歴史暗号青春ミステリー〜

図書館に行って、なじみの作家の本や、昔話題になった本なんかを漁る中で、時々、題名だけを見て、「これは面白そう」と借り出す本があります。この「フランチェスコの暗号」もそんな感じで手に取りました。「ダヴィンチ・コード」でブームになった、ルネッ…