子供って育つんだねぇ

3連休、GAGの通し稽古、ガレリア座の初練習、とイベントが続きました。GAGの方は、再演ということもあり、演じる人物のキャラクターをある程度つかまえてあり、それを前回よりもさらに深く演じる楽しみ・・・みたいな所に興味の中心は移っています。ただ、そうやって表現を深めていく一方で、単純にセリフが入っていなかったりするので、そこがとりあえずの最大の課題。まぁ、偉そうなことは抜きにして、最後まで破綻なく、セリフがきちんと通ることを、まずは目標にしましょう。今週末からは、音響スタッフのKさんが加わり、効果音なども入って、より舞台らしくなってきます。頑張るぞ。

月曜日にあったガレリア座の初練習は、とりあえず前半(1〜3幕)をざっと通す、という、かなり思い切った練習。ヴァランティンのアリアを初めて歌う。音域が高いのもそうなんだけど、「エレーヌ」が終わってから全く歌の練習をしていないせいで、自分の歌のポジションが全く失われていることに驚愕。高音域だけじゃなくて、中低音域も全然ダメ。こりゃやばい。昼休みのカラオケボックスレッスンを復活させないと、とてもじゃないけど歌いこなせないよ。

ガレリア座の練習が終わって、割と早めに帰宅。今年初めての鍋で、3人で満腹になった後、なんとなく、娘の小さい頃のビデオを見てみよう、ということになる。幼稚園の年少組の頃のビデオや、幼稚園に上がる前、2歳になる前のビデオなんかを見る。

こうやって昔のビデオを見ると、2歳から3歳の間で、明らかに、「赤ん坊」から「子供」への変化が起きていることが分かります。言葉の輪郭がはっきりしてくる、というのも勿論そうなんですが、顔の表情も、周囲で起きている状況をしっかり理解して反応するようになっている。そして今の娘は、といえば、もう「小さな大人」の状態になっていて、自分の小さい頃の姿を見てコロコロ笑い転げておりました。「こんなの全然覚えてないよぉ」と言いながら、小さな自分をよその子供のように見ている。

以前の日記にも書きましたけど、最近の子供は、自分が小さい頃の動く姿を確認することができるんですよね。それが子供の記憶にどういう影響を及ぼすのか、というのも興味はあるのだけど、とりあえずは、すっかり大きくなった現実の娘と画面の中の小さな娘を見比べながら、改めて子供の成長を認識した夜でした。子供って育つんだねぇ。どんどん育つんだねぇ。