2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

宗教ってのは難しいのかなぁ。

宗教環境、という点では、我が家は典型的な日本人。お正月を祝い、七五三を祝い、宗派はと問われれば曹洞宗と答え、家には神棚と仏壇があって、娘はカトリック系の幼稚園に通い、クリスマスをお祝いする。何がなんだか。無神論、というのとは違って、仏さま…

かなちゃんのせんたくき

かなちゃんの せんたくきが こわれてしまいました。 はいすいホースが つまってしまったのです。 かなちゃんのママは、こまったかお。 「これで こわれるのは にどめよねぇ。 さいきん せんたくものの しあがりも よくないし・・・ あたらしい せんたくきに …

時代小説の楽しみ11『魔界への招待』〜ホラー小説の命脈〜

先日読んだ時代小説のアンソロジー「闇に立つ剣鬼」が面白かったので、また図書館で借りちゃいました、時代小説のアンソロジー。新潮文庫の「時代小説の楽しみ11『魔界への招待』」。でもここで、普通の剣豪小説とかに手が行かないで、まず「魔界への招待…

応用問題

週末、娘の自転車の練習がてら、近所をぶらぶら散歩。両腕がちょっと日に焼けちゃった。娘の自転車はだいぶ上手になったんだけど、まだハンドルが安定しないんだよねー。危なっかしくグラグラしてしまう。上手になったら、パパから自転車免許証を出してあげ…

タモリさんとサブカルチャー

タモリさんというタレントさん、面白いタレントだなぁ、と思っています。何が面白いって、軸足がサブカルチャーにあるところ。タモリさん自身が、鉄道マニアだったり、坂道マニアだったりする。そういうマニア心を持った人が、「笑っていいとも」なんていう…

敗者復活戦〜道は険しい〜

昨夜、近々身内でやるコンサートのための曲を自主練。私の最も信頼する最も辛辣なトレーナー、我が女房どのにレッスンしてもらう。曲は、「愛の妙薬」のドゥルカマーラの登場の歌です。自分の過去の公演というのは恥ずかしくって見る気がしない、というのは…

「フィールド 響き合う生命・意識・宇宙」〜般若心経ってやっぱすげえ〜

先日この日記に、「宇宙論とか好きなんだ」という文章を書いたら、友人のKさんが、「この本、面白いよ」と貸してくださいました。「フィールド 響き合う生命・意識・宇宙」。まだ読了していませんが、すごく面白い本。途中まで読んで、「これって般若心経じ…

「雪の女王」〜30分の中のテンポ感〜

NHKで放送が始まった「雪の女王」、この日記でも以前取り上げた、出崎統さんが演出されている、というので、ちょっと気になってました。おまけにキャラクターデザインが杉野昭夫さんだと言う。「エースをねらえ」「あしたのジョー」「コブラ」の黄金コン…

雑巾の絞り方

最近、娘が習ってきた「雑巾の絞り方」というのを聞いて、自分が今までやっていた雑巾の絞り方と違っていて驚く。自分が今までやってきたのは、「横絞り」というやり方。両手を横に並べて雑巾をつかみ、絞る。このやり方だと、力が上手く入らないし、水が広…

「四人展」〜身体の奏でる音楽〜

昨日、以前ガレリア座の公演で踊り手として参加してくださっていた、若手舞踏家、木室陽一さんが出演された舞台を見てきました。 『四人展 ムービングアースから派生増殖膨脹弥増す』スタッフ 照明 : 足立 恒(インプレッション) 音響 : 越川 徹郎 舞台監…

「闇に立つ剣鬼」〜アンソロジーの魅力〜

時々、複数の作家の中短編を集めたアンソロジーを読みたくなります。単独の作家の短編集、というのも面白いのですが、全く違うテイストの短編が収録されたアンソロジーというのも楽しい。SF小説のアンソロジー、ホラー小説のアンソロジー、推理小説のアン…

「潜水艦イ−57降伏せず」〜特攻精神の罠〜

ちょっと前に、日本映画チャンネルで、特撮映画の特集をやっていました。好きなもので、まとめて録画。少しずつ見ているのですが、先日、「潜水艦イ−57降伏せず」をやっと見る。これは特撮映画、というよりも、非常にまっすぐな戦争映画ですね。もちろん、…

以前、勘三郎の襲名披露を見に行った時、パンフレットに、先代勘三郎のエピソードが載っていました。常に研究熱心だった勘三郎の逸話として、TVで放映された自分の舞台を見て、しきりに反省していた、という話が紹介されていました。「自分で全然意識して…

虹にばいばい

今日は妙に忙しいので、土曜日の活動内容をざらっと書き並べておきましょうか。朝、女房は横浜で、ピアノ伴奏のお仕事。私は都内で用事があったので、娘を、以前日記に書いた、「ラフ・クルー」に預けて、3人ばらばらに活動しておりました。この「ラフ・ク…

年中行事

一昨日が、我々夫婦の結婚記念日。去年の日記にも書きましたが、毎年恒例の、都ホテル東京に一泊してまいりました。昨日は1日お休みで、北の丸公園の中にある、「科学技術館」に遊びに行く。5歳の娘よりも、パパママの方が興奮して楽しんでいたかもしれな…

「泡宇宙論」〜自分がコメツブになる〜

宇宙論や、天体物理学の本を時々読みたくなります。なんでか、といえば、そういう本を読んでいる時に、すうっと足元が落ち込んでいくような、不思議な感覚にとらわれることがあるから。ものすごく広大な空間の中で、自分がコメツブよりももっと小さい存在に…

初夏にうたおう〜新宿トパーズって、すごいぞ〜

4日の土曜日、新宿文化センターで開催された、新宿区合唱連盟の合唱祭「初夏にうたおう」を聴いてきました。女房が所属する大久保混声合唱団のステージと、あとは、新宿トパーズというすごい合唱団のステージがお目当て。初夏にうたおう、というイベントは…

二期会「椿姫」〜バケツ3杯の涙〜

椿の花は匂いがないから 金持ちの男は心がないから ・・・だから私は好き。 昨日、文京シビックセンターに、二期会の「椿姫」公演を見てまいりました。指揮: アントネッロ・アッレマンディ 演出: 栗山昌良 舞台美術: 石黒 紀夫 衣裳: 岸井 克己 照明: …

「だまる気持ち」〜「感動」という感情〜

先日、ジブリ美術館に行ってきたものだから、娘に何か、ジブリ作品を見せてあげようか、と思い立つ。ジブリものの中では一番好きな「天空の城ラピュタ」を選びました。作品の批評をするのは主題ではないので、それを語るのは別の機会にね。語りだしたら止ま…

「機動警察パトレイバー」〜虚像としての世界〜

押井守、という映像作家は、我々の世代のアニメオタクにとって、希望の星だった時期があります。富野由悠季、宮崎駿、高畑勲、出崎統、などの大御所に続く、「次世代」のアニメ作家としてすごく期待された人。スタジオぴえろ、という制作集団には、そういう…

ヘッセ「デミアン」〜古典の魔力〜

ヘッセの「デミアン」という本は未読だったのですが、金子修介監督の秀作「1999年の夏休み」でその一節が引用されていたので、ずっと読みたかったのです。昨日読了。この本に思春期に出会わなかったのは不幸だったなぁ、というのが第一の感想。以前、読…