2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

表現する場

自分が、オペラ、なんぞという非常に特殊な表現形態に関わっているせいでしょうか。いつも、上演会場の確保、というのが最大の問題になります。私の住んでいる調布市には、調布市民文化会館「たづくり」というとても綺麗なホールがあります。オペレッタの上…

千流螺旋組「骨」〜肉体という言葉〜

週末の活動のリストです。・今度、身内のコンサートをやろうか、と言っている アートホール レミド、という場所を見学に行く。 ・千流螺旋組「骨」を観劇 ・大田区民オペラ合唱団の練習に参加 ・ずっと見損ねていた「機動警察パトレイバー劇場版」の第一作を…

「ペガサスに乗る」〜アメリカ人ってのはよ〜

仕事の関係で、アメリカ人と中国人に悩まされることが多いので、個人的にはこの2つの国のことがどうも好きになれません。あんまり言うと過激な国粋主義者みたいになってしまうので、これ以上は書きませんが。面白いのは、アメリカ人と中国人って、間に立っ…

ぶらり散歩

昨日、夕方から脳みそを輪切りにしてもらうことになり、午後、会社を休む。我が社の有給は、いわゆる時間休、という概念がなくて、夕方の検査のためには「午後半日休」をとらないといけないんです。折角半日お休みもらったのに、会社にいるのは悔しいので、…

文化人という幸福な人々

あるビジネス雑誌の記事で読んだのですが、ITビジネスで巨額の報酬を手にした30代の青年が、宇宙に行って「機動戦士ガンダムのシャアのコスプレをやるんだ」と、ソユーズの宇宙旅行のチケットを買ったそうな。恥ずかしいからやめてほしいんだけど、彼が…

きちんと続けること

娘は5歳の誕生日に補助輪付きの自転車を買ってもらったのですが、ここ数ヶ月、補助輪を外してもらって、なんとか自分でこぐ練習をしていました。週末も、その練習に付き合う。片足でペダルを踏みながら、片足は地面につけた状態で前に進むのは、かなり上手…

「四十七人の刺客」〜地獄を見た人の強み〜

この週末の主なインプットは以下のような感じでした。例によって、ぼちぼち書いていきます。・女房から、シュランメルンの武蔵野市民文化会館での演奏会がとても素敵に仕上がっていた、との感想を聞く。さすがプロ、きっちりブラッシュアップしてくるんです…

びょーき

人間40歳になると体の色んなところにガタがくるものです。入社同期の友人と久しぶりに会えば、血圧だコレステロールだなんだかんだ。最近の私の悩みといえば、だんだん近くのものを見るのに焦点が合わなくなってきたこと。やばいなぁ。35歳を越えたくら…

フェニーチェ歌劇場「真珠採り」〜音楽の再発見〜

昨夜、オーチャードホールで上演された、フェニーチェ歌劇場の「真珠採り」を見てまいりました。今日はその感想を。ビゼー作曲 『真珠採り』 指 揮 : ギョーム・トゥルニエール 演出・装置・衣装 : ピエール・ルイージ・ピッツィ 出 演 : レイラ(S) ア…

ホイリゲと言えば・・・

シュランメルンの舞台を聞きに行って、なんとなく思い出すのは、新婚旅行で行ったウィーンでの出来事。今日は、かすかな記憶をたどりながら、その思い出を書いてみようと思います。ウィーンに行って、お定まりのコース、とばかりに、シュターツオーパで「リ…

ちゅう

うちの娘(仮に、H子とします)は、幼稚園の年少組のころから、「私のボーイフレンドです」と公言してはばからない男の子がおります(仮に、M君とします)。今年のバレンタインデーでもチョコレートを渡し、年長組になっても同じクラスになり、仲むつまじ…

フィルハーモニア・シュランメルン・ウィーン〜舞台に立つということ〜

今日は、14日の土曜日に、オペラシティ・コンサートホールであった、「フィルハーモニア・シュランメルン・ウィーン」の演奏会のことを書きましょう。フィルハーモニア・シュランメルン・ウィーン 特別ゲスト:中島彰子(ソプラノ)/ペーター・エーデルマ…

プロジェクトX〜省略と修飾〜

今週の火曜日に放送されたプロジェクトXが、淀川工業高校のグリークラブを取り上げている、というので、周辺でかなり話題に。ばたついていてリアルタイムでは見られなかったのですが、昨夜、録画していたのを見る。プロジェクトX、という番組は、出てきた…

「屍の聲」〜「イエ」への怨念〜

坂東眞砂子さんという作家は、定石通りに「死国」から読みました。いわゆる「モダン・ホラー」のブームが起こり、角川ホラー文庫が創刊された前後だったと思います。土着ホラーの金字塔。諸星大二郎が好き、というくらいですから、土着ホラー、伝奇ホラー、…

娘の初めてのピアノ発表会〜音楽への入り口〜

先週末、5歳の娘の初めてのピアノ発表会がありました。武蔵境の駅前の、武蔵野スイングホール、という、とても素敵なホール。娘はこの日のために用意してあった白いドレスを着て、「小さな歌」という発表会用の小曲と、「ロンドン橋」を弾きました。あとは…

ジブリ美術館〜素直に楽しもうよ〜

私と同年代くらいのアニメオタクにとって、宮崎駿、という人は一人の巨人であり、英雄でした。それも、色んな意味で、オタク心をくすぐる英雄でした。オタク心というのは、一般人の知らないことを知っていることを誇りとする心です。宮崎さんというクリエイ…

5日、サントリーホールの、「こどもの日コンサート」を聞きに行く。

GW直前に、女房がネットで発見。指揮・おはなし:飯森範親 オーケストラ:日本フィルハーモニー交響楽団 司会:土居裕子 オルガン:山口綾規 津軽三味線:小山豊という布陣でした。サントリーホールの前にこいのぼりがはためいている絵、というのは中々新…

4日、関屋晋先生の追悼会の帰り、府中の大國魂神社に、「くらやみ祭り」を見に行く。

私の住んでいる調布市の上石原、という地名は、西から、「上石原」「下石原」という地名になります。西から東に行くと、「下」になる。東下り、ということなのかな、と思っていたら、地元のタクシーの運転手さんに、「大國魂神社に近い方が、『上』なんです…

29日、白木ゆう子さんのシャンソン教室の発表会をちらりと覗く。

ガレリア座の仲間のIさんが出演される、ということで、案内状をいただいたのです。家の近所、調布駅前のグリーンホールで開催される、とのことで、喜んで出かける。Iさんという方は、持っている声がとても味のある声で、キャラクターも面白いものですから…

満腹のGWの後

GWが終わって、仕事が始まりました。なんてこったい。今年のGWは、別にどこにも行かず、細かいイベントをちょこちょここなそう、ということで、割とのんびり過ごせるかと思ってたのです。とんでもない。細かいイベントをちょこちょこと重ねて、なんとも…

映画「フリーダ」〜運命と戦い続けること〜

フリーダ・カーロという画家は、以前、この映画が公開された前後に、NHK教育の「新日曜美術館」が特集したのを見たのです。あまりに「痛い」絵が並んでいることにショックを受ける。精神の痛みと肉体の痛みが共存・混在していて、それを視覚化してくるも…

関屋先生を囲む会〜男が惚れる男〜

ガレリア座の仲間の一人に、Kさんという方がいらっしゃいます。以前、大久保混声合唱団に所属されていたのですが、その方が、大久保混声合唱団の団長さんだったOさんのことを評して、「男が惚れる男なんですよ!」と熱く語ったことがありました。まぁ、K…

東京カンタート〜宇宙人の紡ぎだす日本語〜

今年のGWはインプットが多くて、日記に書ききれない感じです。昨日は、大きく2つのインプットがありました。・トリフォニーホールで開かれた東京カンタート〜詩人と合唱「谷川俊太郎」〜を聴きにいく。 ・夜、何気なくつけた「なんでも鑑定団」で、中島 …

ネトレプコ ソプラノリサイタル〜これからの大輪の花〜

ゴールデンウィーク、のんびりと過ごしているようで、何かとインプットを重ねています。GW明けにこの日記を更新しようかと思っていたのですが、このまま溜め込んでいると絶対破裂する。とりあえず、GW前半のインプットを吐き出しておきましょう。・28…