2017-01-01から1年間の記事一覧

American Composers GALA〜ユダヤの精神とアメリカ音楽〜

アメリカがイスラエルの首都をエルサレムに定める、なんて言い出して、またぞろトランプ砲だよ、と世界中で騒いでおりますが、アメリカという国とユダヤ民族との間の絆や共通性みたいなことをちょっと考えたのが、12月22日に豊洲シビックセンターで上演…

マニラに初めて行ってまいりました

FACEBOOKではすでに少し報告しているのですが、先週後半、初めてマニラに行ってまいりました。今日はその報告を。久しぶりの海外紀行文になります。 マニラで宿泊したホテルはクリスマス飾りがとても綺麗でした。敬虔なカトリック信者の多いフィリピンでは、…

ガレリア座「ホフマン物語」と、東京シティオペラ協会「2つのオペラ」〜フランス音楽の異端と純粋と〜

最近またぞろこの日記の更新が滞っていて、色々と追い付いていない感満載なんですが、とりあえず、滞留中に終了した、ガレリア座の公演、「ホフマン物語」と、女房が出演した、東京シティオペラ協会「2つのオペラ」の感想を、2つの演奏会を比較しながら書…

なんでこんなに中元日芽香?

ちょっと前の日記に、BABYMETALのSU-METALこと中元すず香さんつながりで、彼女のお姉さんで乃木坂46で活躍している中元日芽香さんの話をちょっと書きました。そのあと、日芽香さんが乃木坂を卒業する、という発表があり、それから妙に彼女のことが気になっ…

シャンソン・フランセーズ5〜ぶれない軸、壁を壊す自信〜

一応私もサラリーマンやっておりまして、会社で若い人とかに、もっと新しいことにどんどん挑戦しようよ、なんて偉そうな説教かましたりします。今の若い人は挑戦する気概がない、とか色々言う人はいるけど、前向きにガンガン挑戦してくる子もいる。そういう…

浅草オペラ100年記念「ああ夢の街 浅草!」初日〜舞台は舞台だけで作るものじゃないんだよねぇ〜

最近自主企画で続けているサロンコンサートのシリーズは、25人という小さなキャパの会場で、お客様の目の前でオペラの名曲を歌う、というガラコンサートのシリーズ。小さなハコでの演奏の醍醐味は、やっぱりお客様の体温とか表情が、そのまま手に取るよう…

BABYMETAL巨大キツネ祭り〜応援団を増やすためには妥協しちゃダメなんだなぁ〜

BABYMETALのことは何回かこの日記に書いていて、お前どこまでBABYMETAL好きなんじゃ、と言われるかもしれないけど、恥ずかしながらほんとに俄かファンで、なんとLIVEに一度も行ったことがなかったんです。一回ライブビューイング見ただけ。ライブを見ずしてB…

昭和歌謡ってマーケットあると思うんだけどね

先日の合唱団「麗鳴」で取り上げたヒットメドレー「YUME」をやってて思ったことなどを、今日はつらつらと。「YUME」は、三沢治美さんが編曲している混声合唱のためのヒットメドレーのシリーズで、1960年代〜80年代くらいの昭和歌謡を混声合唱…

佐々木蔵之介さん・弱虫ペダル・浅草オペラ100年〜オリジナルを知っている方が絶対面白い〜

なんか三題噺みたいなお題をつけちゃいました。まるでそれぞれに関係がなさそうなこのタイトル、ちゃんとお話としてオチまでもっていけますかどうか、お立合い。「ひよっこ」の佐々木蔵之介さんを見て、佐々木さんを初めて見たのは、惑星ピスタチオの「破壊…

ライフスタイルとしての合唱

先日、9月2日、所属している合唱団、麗鳴の演奏会が終わりました。例によって色々考えることがあったのですけど、その中で、ちょっと印象に残った言葉について、ちょっと書き留めておきます。 チラシは、麗鳴の専属デザイナー、F田さんデザインの傑作。とて…

万年筆女子会Vol.2「国産礼賛」〜違う色だから生まれるアンサンブル〜

8月9日(水)、渋谷ラトリエで、女房が所属しているオペラ歌手集団、「万年筆女子会」の第二回目の演奏会が開催されました。「国産礼賛」というお題で、国産=邦人曲をネタに国産万年筆の魅力について語りつくそう、という企画。あ、逆だ。国産万年筆をネ…

東京シティオペラ協会「シンデレラ」〜再演っていいですよね〜

8月5日、たましんRISURUホールで上演された、東京シティオペラ協会「シンデレラ」を鑑賞。今日はその感想を。 夢のような世界を彷徨う王子とシンデレラが、妖精の導きで出会う、このオペラの中で最も独創的でロマンティックな場面。 指揮:竹内聡 演…

真似したい!と思ったのは、声優さんたちだったなぁ

久しぶりの日記更新、ちょいと自分のルーツ、なんてことを考えてみたりして。舞台表現、なんてことをやっているわけですけど、演じる、ということに興味を持ち始めたのはいつからかなぁ、と考えてみても、実際に舞台で演技したこととかは、ほとんど印象にも…

アイドルという物語、歌舞伎役者という物語、姉妹の絆という物語を演じ続けること

NMBとかいうアイドルグループのお嬢さんが結婚宣言して大騒ぎになってるようですが、久しぶりの投稿はそんなことも含めて思ったことをつらつらと。この書き振りからお分かりの通り、私はアイドル系には全く疎いので、大変的外れなことを書き散らしますが、そ…

「オペレッタの中の『ラ・ボエーム』」〜ナレーション原稿その2〜

少し間が開いてしまいましたが、先日に引き続き、サロンコンサートで使ったナレーション原稿の後半部分を掲載します。次回のサロンコンサートがいつになるやら、まだ何とも言えませんが、今後もこんなうんちくたっぷりの企画をお届けできたらな、と思ってい…

「オペレッタの中の『ラ・ボエーム』」無事終演〜ナレーション原稿その1〜

この日記の更新もずいぶん滞っております。実は、4月1日から新しい職場に移り、そのばたばたと演奏会の準備が重なって、なかなかこの日記に更新にまで手が届きませんでした。先日、その演奏会、Singspielersのさろん・こんさーと(Act.3)、「オペレッタの…

「ツバキ文具店」〜言葉は人を変えるんだ〜

うちの女房はあんまりテレビを見ない人なのだけど、最近どハマりしているのが、NHKで始まった、「ツバキ文具店」。万年筆が好きで、「万年筆女子会」という歌い手さんのグループに所属して演奏会を企画している女房の、ストライクゾーンど真ん中に入ったよう…

落語とオペラによる「芝浜」〜東京シティオペラ協会公演〜

先日、女房がお世話になっている東京シティオペラ協会企画公演に伺う。「落語っ!オペラっ!どっちもっ!」と題して、落語の「芝浜」と、それをオペラにした「しばはま(トト屋の夫婦の物語)」の二本立て。落語:柳家さん喬 オペラ: 指揮・・・竹内 聡 演…

東京室内歌劇場スペシャルウィーク「魔笛」〜今日的な舞台の中に、モーツァルトの希望と絶望を見る〜

3月19日、女房がアンサンブルに参加した、東京室内歌劇場スペシャルウィーク「魔笛」の公演を見てきました。調布せんがわ劇場で毎年開催されているこのシリーズ、私は第一回の「ジャンニ・スキッキ」から全ての公演を見ていて、うちの女房は第二回公演か…

宮西一弘テノールリサイタル「美しき水車小屋の娘」〜ちゃんと「見える」人になりたいなぁ〜

昔、大学で、英会話の基礎力を向上させる、というクラスを受講したことがありました。いわゆる「スキット」と呼ばれる会話例をひたすら暗記していく、という授業で、会話例の中には、日常会話で使われる慣用句がふんだんに含まれている。ひーひー言いながら…

中野京子さんの本を読んで、「椿姫」のトリヴィア文章を。

うちの娘は、中野京子さんの「怖い絵」シリーズが好きで、中野京子さんの他の本も何冊か持っているのだけど、その中で、「愛と裏切りの作曲家たち」という本が目につき、先日借りて読了。この方は絵画だけじゃなくて欧州音楽にも造詣が深くて、メンデルスゾ…

漆原直美 ヴァイオリン・リサイタル〜ジャンルの壁に挑戦し続ける意思〜

昔共演して以来遠くから応援し続けていたヴァイオリニスト、漆原直美さんが、ソロリサイタルを開く、というので、夫婦そろって聴きに行きました。色んな意味で本当に素敵な演奏会だったので、今日はその感想を。 新進演奏家育成プロジェクト リサイタル・シ…

AIが本格導入された世界を想像してみる。

ある報道番組で、「AI(人工知能)が進化していくと、単純作業の多い現場のブルーカラー業務がどんどん自動化されるかも」みたいな論調があって、ふざけるな、と思った。そういう記事を書いている人こそ現場仕事を知らない頭でっかちのホワイトカラーで、実…

一月のインプット・アウトプットをまとめて〜Angelic Voices演奏会、オペレッタコンクール発表会、娘の「第三支部生徒定期演奏会」、麗鳴・サロンコンサート・ガレリア座の練習・・・と盛りだくさん〜

ちょっと更新ご無沙汰してしまいました。ちょうど月末ということもあるので、1月の色んなインプット・アウトプットをまとめておきます。例によって結構盛りだくさんに過ごしました。1月最初の日曜日、1月8日には、麗鳴の指揮者である中館先生が指揮され…

ゆく年、くる年〜積み重ねていくしかないよね〜

新年がやってまいりました。喪中ということもあって、年賀の言葉は申し上げられないのですが、2017年になっても相変わらず、よしなしごとをだらりだらりと綴ってまいりたいと思います。今年も何卒お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。毎年のこ…