2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

たとえ世界が不条理であったとしても

人間、どれだけ社交的な人でも、色んな価値観や、色んな好みがしっくり一致する友人、というのは中々いません。それ以外にも、人間の相性というものには、その人が持っている生理的なテンポ感とか、ペースとか、テンションとか、色んな要素があるものだと思…

殴り合い芝居と、児童合唱のお相手

週末、埼玉オペラ協会の「カルメン」のお手伝い。今回の舞台、私と、モラレス役の山内政幸さんが取っ組み合いの喧嘩をする、という立ち回りのシーンがあって、これが結構派手なアクションシーンになっているものだから、練習が終わると汗だくになっちゃうん…

カディスの赤い星〜スペイン行きたいなぁ〜

出張で大阪に行って帰ってきました。本場のお好み焼きはやっぱり美味しかったなぁ。さて、今日は、先日読了した、逢坂剛さんの「カディスの赤い星」です。この本を今のタイミングで読んだ、というのは、なにかしら、一種の「シンクロニシティ」を感じさせる出…

ちょっと一安心

今日はかなり忙しいので、あんまり長文は書けないんです。加えて、明日から2日ほど出張に出かけたりするので、日記の更新もしばし停滞します。オラ生きとるだよ。このネタも繰り返しそうだなぁ。ということで、今日は、週末にあったお話を一つ、一昨日書い…

埼玉オペラ協会「カルメン」〜出会いが嬉しいね〜

あるご縁から声をかけていただいて、埼玉オペラ協会、という団体の「カルメン」公演を、助演としてお手伝いすることになりました。大田区民オペラ合唱団の演出をされていた、伊藤明子さんが演出。これがみょーな役なんだ。あんまり言うとネタバレになってし…

子供言葉

娘が段々大きくなって、語彙がどんどん増えていきます。女の子は特にこまっちゃくれていますから、6歳くらいになるとすっかり一人前の会話をします。でも時々、言葉をカンチガイして聞き取っていたり、ちゃんと発音できなかったりして、「?」となるときが…

子供のおもちゃ

昨夜の家族会議の議題。「娘に、ラブ&ベリーのカードフォルダーを買ってあげるかどうか?」子供にどんなおもちゃを買い与えるか、ということについては、かなりナーバスになります。こと、日本という国は、一種麻薬のような性格を持っている子供向けおもち…

美智子皇后さまの御歌

皇室議論が盛んですが、そういう政治的なことは一切抜きにして、美智子皇后さま、という御方が詠まれた御歌について、ちょっと書いてみたいと思います。私の母親くらいの世代の間では、正田(皇后さまの旧姓)美智子さん、という方は、同世代の文学少女とし…

ナニサマのおつもり?

時々、クラシック音楽業界というのは、カンチガイしやすい業界なのかしら?なんて思うことがあります。アマチュアの音楽団体に身を置いていると、時々、「この人、ナニサマ?」と思う人に会うことがある。やたらと偉そう。オレは何でも知っている。ものすご…

古畑任三郎ファイナル「フェアな殺人者」〜無欲であること〜

今頃感想文書いててすみません。古畑任三郎ファイナルの3夜連続放送、録画した分をぼちぼち見ています。この週末には、イチローが出演した、ということで話題になった、「フェアな殺人者」を見ました。第一夜の、「今、甦る死」の感想を書いた時に、古畑シ…

閾値を上げること

今日はなんだか無闇に忙しいので、あんまり長い文章は書けないのですが、少しだけ。最近感じていることなんですが、舞台をやっていて、観客の「ウケ」が取れる閾値がひどく低いなぁ、と思うことがあります。特に、「内輪ネタ」みたいなところで、そういう要…

マニュアルの怖さ

ちょっと今日は珍しく、ビジネスがらみの話を。先日、会社の上司と話していて、私がいつものように、「米国人ってのはほんとにトラブルが多くて困る」とぶつぶつ文句を言っていたら、彼が、「米国企業ほど優れたシステムを持っている企業はない」と反論して…

古畑任三郎ファイナル「今、甦る死」〜藤原竜也ってのは痛々しいね〜

以前もこの日記で書いていたと思うんですが、我が家は女房も私も、古畑任三郎シリーズのファンです。全ての回を見ていると思う。私も、ずっと見逃していた「全て閣下の仕業」をやっと先日の再放送でチェックできたので、これまで放送されたものは全部見るこ…

部分と全体

ガレリア座の次回公演、「モンマルトルのすみれ」の合宿が、この週末にありました。全ての歌詞と台本が仕上がり、全キャストが決まって、一部の演出も付き始めました。いよいよ、という感じです。私からすると、キャストが変更になったこともあり、音にせよ…

何をカッコイイと思うか

先日、女房と二人してぼんやりテレビを見ていたら、NHKの人気番組の一つ、「課外授業 ようこそ先輩」で、サッカーの北澤豪さんが出ていました。小学生に語りかける彼の語り口を聞きながら、女房と、彼が現役だった頃のサッカー日本代表ってのは、なんだかか…

吉田秀和「たとえ世界が不条理だったとしても―新・音楽展望2000‐2004」

吉田秀和さんという方については、時々雑誌の文章を拝見する程度で、著作を本格的に読んだことはありませんでした。そもそも私は、オペラという舞台表現に関わっているとはいえ、いわゆるクラシック愛好家という所からは遠いところにいます。なので、吉田さ…

変わっていくこと、変わってはいけないこと

あけましておめでとうございます。今年も例によって、この駄文を綴ってまいります。ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。さて、今日のタイトル、なんか、毎年年始になるとこのテーマで書いている気がしますね。でも、年始ってのはそういう時期なんです…