2007-01-01から1年間の記事一覧

さらにわくわくしてきたぞ

先週末、「南の島のティオ」のGPを川崎市某所にて実施。今回は、出演者は私だけ、照明・音響オペレーション兼演出が女房、という、今までの中でも特にこじんまりした舞台。先日の横浜でのコンサートの練習のために、女房が見つけてきた、川崎市某所にある練…

銀座七丁目オペラ劇場「伯爵令嬢マリツァ」

一週間後にGAGの本番を控えた先週末、それでもインプットは大事、ということで、土曜日の午後、行ってきました、銀座七丁目オペラ劇場。銀座の「ライオン」で定期的に開催されている、菊池美奈さんと瀧田亮子さんが仕掛けている舞台です。私は、銀座の「ライ…

娘が髪を切りました

娘が、背中くらいまで届いていた髪をばっさり切りました。学校の臨海学校が近づいてきたので、自分でちゃんと面倒を見られるくらいに、短く切ってください、という学校からの指示があったため。娘は、お風呂で自分で髪を洗いながら、「髪がすくなーい!洗い…

やっぱり「間」だよ

週末から月曜日にかけて、いくつかの舞台の練習を重ねました。土曜日は、7月のGAGの舞台の練習。日曜日は、大田区民オペラ合唱団の練習。本番指揮者の森口真司先生の指導です。月曜日は年休をとって、8月にお手伝いする予定の、女声合唱団「コール・サ…

南関東天然ガス田?

渋谷の真ん中で温泉施設がぶっとんで、TVが大騒ぎしておりますが、その報道の中で、「関東地方の地下には、『南関東天然ガス田』という天然ガス鉱脈が広がっているんです」という説明があって、結構びっくりした。温泉も出て、ガスも出るなら、そのガス、有…

寝物語

昨日、一昨日とこの日記に書いたのは、うちの娘を寝かしつけるのにベッドで私がでっちあげたお話です。読み聞かせの本に適当なのがない時に、その場で考えながらお話を作るんですけど、時々、ちょっと書きとめておこうかな、と思うようなお話が出来上がった…

すいかバス

かなちゃんの小学校から、一番近いバス停は、電車の駅のそばにあります。 ある雨の日の帰り道、かなちゃんは、いつものバスに乗り遅れてしまいました。教室に、お弁当袋を忘れたのに気がついたのは、学校を出て、随分歩いた後でした。 お友達の、ちほちゃん…

夜中の13時

かなちゃんがそのお店で見つけた時計は、とっても不思議な時計でした。かなちゃんが、パパやママと一緒に遊びに行ったホテルの地下に、そのお店はありました。 お人形や、きらきらしたガラス細工のおもちゃや、綺麗な日本人形なんかが、所狭しと並んでいる、…

好きな役者さんがビッグになっていく

小劇団とかの舞台を見ていて、この役者さんいいなぁ、と思っていたら、その人が急にビッグになってびっくりした、という経験。この年齢になると結構そういう機会が出てきます。特に最近、小劇場出身の役者さんたちがメジャーなところで活躍しているから、余…

大正シック〜せめぎあいの面白さ〜

大正から昭和初期の風俗、というものにすごく興味があるのですけど、ちょうど、結婚記念日で行った白金台の美術館で、おあつらえ向きの展覧会をやっていました。東京都庭園美術館の「大正シック」という展覧会。大正から昭和初期にかけての「日本画」や、当…

本当に嬉しかったこと

先週の金曜日は、我々夫婦の結婚記念日でした。毎年、結婚記念日には、結婚式を挙げた白金台の都ホテル東京に家族で一泊して、ちょっと贅沢なディナーを楽しむ、というのが我が家の年中行事です。今年もおかげさまで、その年中行事を繰り返すことができまし…

「夢見る宝石」〜サーカス、あるいは畸形へのこだわり〜

サーカス団、あるいは「カーニヴァル」というものに対する西洋文化のこだわり・・・というのは何なのかな、と思う時がよくあります。極端な事例としてのフェリーニの映画以外にも、「カーニヴァル」、特に、小人を代表とするいわゆる「Freak」ショウに対する…

常に軸が揺らがないこと

ハンカチ王子だのハニカミ王子だの、最近ではなんだか「怪物王子」ってのもいるそうで。そういえば私が子供の頃に、「怪獣王子」っていう番組があったな。この主役の双子の兄弟っていうのが、うちの近所の小学校に通っているっていう噂があったっけ。主題歌…

素人臭さ

週末、「南の島のティオ」の練習をした以外は、エアコンの掃除をしたり、車を洗ったり、家族でのんびり過ごしました。何もない週末ってのはいいやね。土曜日の夜、女房といつも見ている、「チューボーですよ」を見ていたら、津田寛治さんがゲストで出ていた…

痛い思い

昨夜帰宅すると、娘が人差し指に包帯を巻いている。「どうしたの?」と聞くと、朝、学校でドッジボールをしていて、横から同級生が走ってきたのにぶつかって、突き指しちゃったんだって。まだ7歳の娘にとって、擦り傷以外のケガは初めての経験。帰宅後はけ…

「ロード・オブ・ザ・リング」〜脇役がいいじゃん〜

とにかく広くて、とにかく一杯いる・・・というのがこの映画の一番の印象なんですけどね。やっと見終わりました、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作。やたらと広い原野や、どこまでも続く山や、恐ろしく巨大な城だの恐ろしく高い塔だのが一杯出てきて、そ…

「南の島のティオ」〜わくわくしてきたぞ〜

週末、また例によって色々と活動。ぼちぼち書いていきます。・土曜日の昼、「南の島のティオ」の初練習。わくわくしてきたぞ。 ・土曜日の夜、大田区民オペラ合唱団の練習に。昼に結構声を使っていたので、声帯があったまっていていい感じで歌えました。 ・…

物理現象

最近ほんとに仕事が雪だるま式に膨らんでいて、押しつぶされそうな毎日。いつもはスチャラカ社員やってごまかしているんだけど、時々ごまかしが効かなくなって、毎日23時くらいまで残業・・・という感じになる。でもこう書くと、「23時なんて全然早いじ…

近況です。

最近、日記を書く時間と気力がなくって、この日記も更新がちょっと滞っていました。それなりにインプットはあるのだけど、忙しさの中で埋もれていってしまう。それが怖くて、きちんと記録を残しておきたい、というのがこの日記の主旨なんだけどね。というわ…

「ゴースト・ストーリー」〜絶対的悪〜

例によって図書館をふらついていて、なんとなく手にとったピーター・ストラウブの「ゴースト・ストーリー」を先日読了。それなりに面白かった。面白かったんだけどね。ちょっと疑問も沸いてきた。この本の解説にもあったのだけど、よく、「モダン・ホラー」…

とある横浜での演奏会〜自分のポジションの確認〜

昨日、女房が、とある横浜での演奏会に出演する、というので、その直前練習のお付き合いと、演奏会本番を娘と2人で聴いてきました。主催者側が当日の本番会場を午前中から押さえてくれていなかったので、女房がネットで見つけてきた会場で、自前調達の直前…

「東京の地霊」〜大阪・神戸編もやってほしいなぁ〜武蔵野の地霊〜

会社の上司に、「古い洋館とか結構好きなんですよ」という話をする。結婚式を挙げた都ホテルが、昭和初期の財界人かつ政治家の藤山愛一郎の元邸宅跡で、彼が残した立派な日本庭園が残っている話。その近くにある東京都庭園美術館は旧朝香宮邸で、世界で最も…

「スター・ウォーズ エピソード3」〜完結編の充足感〜

GW中、撮りためてあった映画などもまとめて見ました。「スター・ウォーズ エピソード3」と、「指輪物語」。後者の方は、やっと3部作の第一部を見終えたところで、残り2作はいつ見られるか分からないので、見終わったところで別途感想を書きます。今日は…

ガレリア座「コルンゴルト編曲版 こうもり」〜たそがれの維納〜

GWの後半は、ガレリア座の公演を中心に、くらやみ祭を見に行ったり、プラネタリウムを見に行ったり、のんびりと過ごしました。今日は、そのガレリア座公演の感想を。自分も団員なので、ある意味身内の公演ですから、あんまり客観的に見られない部分は否めま…

フィギュアスケート「Japan Open 2007」〜やっぱライブだなぁ〜

GW前半の週末、色々とイベント盛りだくさんでスタートしました。例によってぼちぼち書いていきます。週末、上司に薦められて借りてきた「東京の地霊」を読了。土地に潜む「因縁」についての知的冒険。28日、大田区民オペラ合唱団の練習に。練習の後半はノ…

「教育」なんて言うから胡散臭くなるんだよなぁ

うちの女房は、NHKの音楽コンクールが嫌いだ、とよく言います。春先あたりに、NHK教育を見ていると、時々、NHKの音楽コンクールの課題曲紹介番組が放送されていたりする。こういう番組を見るたびに、「胡散臭くてやだね」とぶつぶつ文句を言っている。女房の…

「取り替え子(チェンジリング)」〜あり得ないものの共存〜

ワイドショー的スキャンダルと芸術、私小説と神話・・・大江健三郎の「取り替え子」は、そういうあり得ない要素が共存している。・・・便所の落書きと言われる2チャンネルの中に、突然目を見張るほど美しいヴィジョンが浮かび上がってきたような・・・近親…

大久保混声合唱団「その心の響き」〜明瞭な高田三郎〜

週末、またしても色んなインプットを重ねました。以下に列挙して、ぼちぼち書いていきます。・なんとなく図書館で借り出した、大江健三郎「取り替え子(チェンジリング)」をかなりの苦労と共に読了。神話的私小説。・「取り替え子」を読了するのにほぼ1ヶ…

「ハッピー・フィート」〜ハッピー・エンドにしたい気持ちは分かるが〜

出張中の飛行機の中で見た映画の2本目は、皇帝ペンギンの群舞が圧倒的な「ハッピー・フィート」。CG処理によるアニメ映画の技術は、既にアニメと実写の境界を越えている。「グラディエーター」や「ピンポン」の群集シーンがCG処理だったように、CGは群集シ…

「武士の一分」〜日本映画の王道〜

中国との往復の飛行機の中で、1本ずつ映画を見る。それぞれ、見たいなぁ、と思っていた映画だったのですが、それぞれにずっしり残るものがあるいい映画でした。今日は、行きの飛行機で見た「武士の一分」を。山田洋次さん、という人に対しては、日本映画の…