29日、白木ゆう子さんのシャンソン教室の発表会をちらりと覗く。

ガレリア座の仲間のIさんが出演される、ということで、案内状をいただいたのです。家の近所、調布駅前のグリーンホールで開催される、とのことで、喜んで出かける。

Iさんという方は、持っている声がとても味のある声で、キャラクターも面白いものですから、シャンソンの「老いぼれ役者」の歌に見事にはまっていました。歌もいい歌ですね。未だに時々、口につくメロディー。発表会自体は、全体に、シャンソン好きの方々の社交場、という感じがしたのですけど、ピアニストとバイオリニストの自在な伴奏に驚嘆する。歌手の方の呼吸をきっちり読み、フレーズを自由に変化させると思えば、味のある見事なアドリブやオブリガードを挿入する職人芸。クラシックの演奏会ではあまり聞けない、プロの手の確かなアドリブの楽しさを味あわせてもらいました。