演奏会
昔、大学で、英会話の基礎力を向上させる、というクラスを受講したことがありました。いわゆる「スキット」と呼ばれる会話例をひたすら暗記していく、という授業で、会話例の中には、日常会話で使われる慣用句がふんだんに含まれている。ひーひー言いながら…
昔共演して以来遠くから応援し続けていたヴァイオリニスト、漆原直美さんが、ソロリサイタルを開く、というので、夫婦そろって聴きに行きました。色んな意味で本当に素敵な演奏会だったので、今日はその感想を。 新進演奏家育成プロジェクト リサイタル・シ…
ちょっと間が空いてしまったんですが、一週間前、12月23日のクリスマス・イブ・イブに、女房が出演した演奏会の感想文です。 アリアになったビートルズ柴田智子(ソプラノ) 浅川荘子(ソプラノ) 大津佐知子(ソプラノ) 富永美樹(ソプラノ) 中村裕美…
ニューヨークという街には家族ぐるみで2年ほどお世話になったこともあり、格別な思い入れがあるのですけど、じゃあニューヨークってどんなところが魅力なんでしょうね、と問われると、なんだか答えに窮してしまう。決してきれいな街じゃない。地下鉄の汚さ…
先日、女房の出演した東京室内歌劇場コンサート、「シャンソン・フランセーズ4〜愛しかない時〜」に行ってまいりました。シャンソンには全然詳しくないのですが、色々思ったことがあったので、感想、というより雑感、という感じで、よしなし書き散らかして…
1月10日(日)、女房が出演する東京室内歌劇場の新春メンバーズコンサートに行ってきました。歌い手が楽曲を楽しんでいて、お客様にもそれがしっかり伝わって、会場全体がとても温かな空気で包まれた、新年らしい演奏会でした。 第1部 『世界 歌の旅』ソ…
昨夜、女房が出演した「歌でつづるアメリカの音楽史」という演奏会を聴きに行ってきました。歌い手のみなさんの熱演もさることながら、解説の藤井多恵子先生のお話がとにかく面白く、もっともっと色んなお話を聞いてみたい、と思わせる素敵な演奏会でした。 …
8月8日、四谷区民ホールで開催された新宿オペレッタ劇場20を聞いて参りました。この日記でも何度も過去の上演の感想を書いていますけど、ついに20回目。開演冒頭に、支配人の八木原氏が、思えば遠くに来たもの、とおっしゃっていたけど、本当によく続…
今日、池袋の芸術劇場で開催された、ナタリー・デセイの歌曲リサイタルに行って参りました。先日サントリーホールであったほぼ同じプログラムを聞いてきた女房に、行かないと一生後悔するかもしれんぞ、と言われ、慌てて当日券で駆け込み。オペラを歌うこと…
1か月ほど前に、娘が突然、「『悲愴』を生で聴きたい」と言い出す。学校の音楽部でチェロを弾いている娘は、選曲会議などで色んなオーケストラ曲を聴くことがあって、中で聞いた「悲愴」に感動して、先日のテスト期間も、「悲愴」の三楽章を聞いて元気出し…
この日記でも何度も取り上げている新宿オペレッタ劇場、昨日行ってまいりました。相変わらず安定感のあるパフォーマンスとオペレッタのメロディーを楽しむ。新宿オペレッタ劇場の感想、というと、馴染みの歌い手さんたちの変わらないパフォーマンス、積み重…
女房が出演した、ケイ企画主催のディオニソスコンサート、総勢7名の女性歌手が出演され、それぞれに熱のこもった演奏を聞かせてくれました。でもこういう複数の歌い手さんが歌曲をうたいつなぐコンサートというのは、それぞれの個性を楽しむ一方で、それぞ…
娘が学校の音楽部音楽班という所に所属してチェロを弾いています。音楽班というのは器楽をやるパートのことで、音楽部合唱班というのと2つに分かれている。今日、その音楽班の定期演奏会があるというので、女房と二人して聞きに行ってきました。娘の部活動の…
会社の関係で招待券が2枚手に入り、行ってまいりました、サントリーホールの第九。クリスマスシーズンに第九を聞くっていうのもなんだか年末ぽくっていいじゃん、と、娘を誘って二人で行く。女房も、クリスマスイルミネーションに飾られたサントリーホール…
昨日、四谷区民ホールで開催された新宿オペレッタ劇場に家族3人で行く。新宿文化センターの名物企画だったこの新宿オペレッタ劇場、色んな大人の事情や震災の影響もあり、3年ぶりの復活。懐かしい常連出演者のみなさん方の歌声と華麗なパフォーマンス、そ…
先日の日曜日、うちの女房のリサイタルがあり、娘と私は裏方としてお手伝い。以下、裏方から見た色々を。女房が見つけてきた会場の、仙川アヴェニュー・ホール、最大140名くらいのこじんまりしたホールですが、なかなかただものではありませんでした。オ…
娘の夏休みに合わせて色んなイベントを企画しているのですが、先週末の土曜日は、家族3人でタングルウッドに行ってきました。今日はその感想を。 プレリュードコンサート(オザワホール): ボードレールの詩による歌曲を集めて Fellows of Tanglewood Musi…
アメリカ合衆国っていうのは、日本語訳としては間違ってるんじゃないの、という話を、英語を習いたての頃に教わったことがありました。United Statesというのは合州と訳すべきで、独立性の高い州が集まって一つの国をなしているアメリカのあり方を示している…
NY混声合唱団の友人が直前になって公演に行けなくなり、譲ってもらったチケットで行ってまいりました、カーネギーホールのNHK交響楽団演奏会。おりしも、3月から4月にかけて、NYの様々な場所で、「Japan NYC」というイベントが開催されてお…
昨日行ってきたTanglewood音楽祭、今日は演奏会そのものの感想を。 メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」序曲 メンデルスゾーン バイオリン、ピアノ、弦楽のためのニ短調協奏曲 ベートーベン バイオリンとオーケストラのためのロマンス第二番 ベートーベン 交…
昨日、ガレリア座とは以前からご縁の深い大野和士さん率いる、リヨン国立劇場のオペラ・コンチェルタンテを、オーチャードホールに聞きに行く。演奏会なのに、下手なオペラ舞台よりはるかにはるかにオペラを楽しめました。 マスネ:歌劇「ウェルテル」全4幕…
18日の日曜日、新宿文化センターを借り切って開催された、CCF合唱祭をステマネとしてお手伝い。故、辻正行先生の7回忌と、生誕77周年、という節目の年の大イベント。優秀なスタッフに恵まれて、大きなトラブルもなく、実に気持ちよく終了。総出演者…
昨日、文京シビックセンターで開催された大久保混声合唱団の演奏会を、ステマネとしてお手伝い。舞台裏の進行については、一応合格点がつけられる内容で、ほっとしています。小さなミスが一つと、団員さんへの周知不徹底があって、ちょっと段取りが混乱した…
歌手、特にテノール歌手とかソプラノ歌手っていうのは、高音においてどれだけ圧倒的なアクートを持っているか・・・というのが勝負だったりする。肉体が楽器である歌手という職業は、陸上競技なんかのアスリートと非常に共通点が多いのですけど、このアクー…
なんかこの日記も全然更新できてなくて、いつも読んでくださっている皆さんには申し訳ありません。仕事が無茶苦茶に忙しいのがとにかく最大の理由。さらに、先週末には一つ大きな舞台のお手伝いの仕事があり、公私ともにジタバタ状態でした。産経新聞に連載…
先週の金曜日、大田区民オペラ合唱団でお世話になっている山口悠紀子先生のリサイタルに出かけました。大田文化の森ホールでのリサイタルです。200席を超えるホールの客席はほぼ満席。端整でありながら、温かい雰囲気の、とてもいい演奏会でした。自分の…
昨夜、行ってまいりました、ナタリー・デセイのリサイタル。演奏会の後、会場で一緒になったS弁護士夫妻と私と、3人で食事。例によって興奮状態で、時間を忘れて語り合う。帰宅後、一足先に、土曜日のリサイタルを聞いていた女房とも語り合う。そういう語り…
この週末、大きく2つのインプットがありました。金曜日の新宿オペレッタ劇場15と、日曜日のコール・サファイア/コール・キルシュの合同演奏会の練習。それぞれについてぼちぼち書いていこうと思います。今日は、金曜日の新宿オペレッタ劇場15のことを…
昨日、女房が、とある横浜での演奏会に出演する、というので、その直前練習のお付き合いと、演奏会本番を娘と2人で聴いてきました。主催者側が当日の本番会場を午前中から押さえてくれていなかったので、女房がネットで見つけてきた会場で、自前調達の直前…
週末、またしても色んなインプットを重ねました。以下に列挙して、ぼちぼち書いていきます。・なんとなく図書館で借り出した、大江健三郎「取り替え子(チェンジリング)」をかなりの苦労と共に読了。神話的私小説。・「取り替え子」を読了するのにほぼ1ヶ…