娘が段々大きくなって、語彙がどんどん増えていきます。女の子は特にこまっちゃくれていますから、6歳くらいになるとすっかり一人前の会話をします。でも時々、言葉をカンチガイして聞き取っていたり、ちゃんと発音できなかったりして、「?」となるときがある。「となりのトトロ」という映画の中で、妹のメイが、「おたまじゃくし」を「おじゃまたくし」と言っていたような間違い。これが妙に面白かったりするので、印象に残っているのを4つほど。
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「クーイズ、クイズ!」と娘が寄ってくる。
「パフェはどうして、パフェというでしょう?」
最近、子供向けの言葉事典を読んで、語源遊びに結構ハマっているのです。
「うーん、分からないなぁ。どうして?」
「あのねぇ、たとえは・・・」
・・・たとえ?
・・・「こたえは」の間違いです。こたえ、と、たとえ。なるほど。似てるといえば似てる。ちなみに、パフェ、というのは、パーフェクトの略だそうです。知らんかった。
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お片づけの最中に。
「赤えんぴつはどこにやったの?」
「赤ボールペンしかも、ないよ」
夕飯の席で。
「ちゃんとお野菜も食べなさい。」
「じゃがいもしかも、食べられない・・・」
・・・「しか」が「しかも」になってるんですね。治そうかな、と思うんだけど、なんだかこのままにしておきたい気分もあって、女房ともども、訂正しかねてます。
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ママが、ガレリア座の稽古用のバレエシューズを出してきました。
娘「わあ、ママこれ、しゅうどうぐつ?」
ママ「(しばらく考えて)・・・とぅしゅーず、って言いたいの?」
娘「・・・とうしゅーず、っていうのか(恥ずかしそうに笑う)」
シューズって言葉をよくしらなくて、「しゅー」「とう」が付く靴だって思ったんだね。いいぞ、パパは履いてやろうじゃあないか、しゅうどうぐつ。
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「中国ではね、2月がお正月なんだよ。旧正月っていってね」と、パパが言います。
「へぇ〜」と娘はびっくり。
「町中で大騒ぎして、爆竹とか鳴らすんだ」
「ばちくち、ってなぁに?」
「ばちくちというのはね・・・(あれ?)」
いいじゃん、ばちくちで。その方がそれっぽい気がする。
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子供は言葉を耳から覚えていきますけど、子供世界の独特の「音感」「語感」のようなものがあって、大人言葉をそっちに引き寄せていくのかな、という気がします。それはそれで、結構面白いんだよね。