先生に言ってやろ

なんか、この日記が、娘が学校で出会った色んな出来事帳みたいになってきたんだけど、まぁいいよねぇ、ネットだし。だって面白いんだもの。音楽談義や舞台談義もいいけど、子供のハプニングつづってるのもほんとに楽しい。

ということで、昨日のハプニング。娘の小学校は、毎週水曜日、学校の近所にある広い公園に全校生徒が遊びに行く、という時間があります。毎週近所に遠足に行ってるみたいな感じですね。新入生は昨日が初めての公園遊び。娘も、六年生のお姉さんが一緒に遊んでくれて、すごく楽しかったらしいんだけど、ハプニングは帰りのバスの中で起きたそうです。

同じバスで通学している同級生のY君が、公園遊び用のおやつを持ってきていて、「xxちゃんにあげるね」と約束していたらしい。でも、公園では二人とも遊ぶのに夢中になってしまって、約束のことをすっかり忘れていた。帰りのバスの中で思い出したY君が、「おやつあげるね」と娘にお菓子を差し出し、娘は受取ってそれを食べてたそうな。

そしたら、同じバスで通学している2年生のお兄さんたちが、「あー、通学のバスや電車の中でお菓子食べちゃダメなんだぞー!」と言い出して、

「先生にいってやろ!」

とはやしたて、娘もY君もしゅん、としちゃったんだって。

バス停まで迎えに来たママの所に駆け寄って、しょげた顔して、「いけないことしちゃった・・・」とつぶやいた娘は、その場で大泣き。一緒にはやされたY君も、べそをかいていたそうな。事情を聞いたお母さんたちが苦笑していると、同じバスに乗っていた同級生のMちゃんが、

「いけないことって知らなかったんだから、しょうがないじゃん!次からしないようにすればいいんだよ!」

と言い放って、お母さんたちが「Mちゃん、かっこいい・・・」と感動したそうです。

娘はそれでも、「大好きなY先生に言いつけられて、xxが悪い子だってY先生に思われるのはいやなんだ!」と、女房に一生懸命訴える。仕方がないので、先生に毎日持っていく連絡帳に、ことの顛末を書きとめて、「こんなことがあって気にしているようなので、もし必要だったらフォローしてやってください」とお願いする。それにしても、「先生にいってやろ!」ってのも、なんだか久しぶりに聞いたフレーズだねぇ。

子供が、外の世界の色んなものにぶつかって、ちょっと痛い思いをしたり、楽しい思いをしたりする。親の目の届かないところで、子供がどんどんそういう機会を持つようになっていくのが、さびしいような楽しいような・・・とにかく今の所は、そういうハプニングやらイベントの報告を聞くのが、何より楽しい毎日です。