週末の活動

延期延期になっていた娘の運動会が土曜日にやっと開催。朝早くから場所取りに行き、ビデオカメラ片手に駆けずり回って、娘の姿をカメラに映して参りました。あいにくの曇天で、気温が相当低く、「寒いよう」と泣き出す子供も。少し可哀想だったのですが、なんとか雨は降らずに、娘は最後まで絶好調。夕方には家族そろって撃沈。近所に出来た「ジョナサン」で晩御飯を食べて、運動会のビデオを見直して、寝る。

日曜日には、午後ごそごそと活動を開始し、書斎の掃除などの後、新宿へ。タワーレコードで、自分の勉強用の「イタリア歌曲集」のCDを漁る。同時に、バーバラ・ボニーキルヒシュラーガーのデュエットCDと、ナタリー・デセイの「Amor」を衝動買い。その後、大田区民オペラ合唱団へ。

通し稽古だったのですが、ここ数回の練習で、ものすごく曲が面白くなってきました。劇的表現と音楽表現のバランスを自分の中で取っていく作業が進むにつれて、まさにオペラを演じているときのような感覚になってきた。身体のフォームや表現の技法をコントロールする理性。一方で、顔の表情も含めた声のパフォーマンスによって表現される感情のコントロール。最後のLibera Meフーガなどは、今まで非常に形式的に、「フーガ」としてしか捉えられていなかったのです。でも、今回、通しで歌ってみると、まさに「主よ、我を解き放ちたまえ」という言葉をフーガとして重ねることによって、感情の波が高まり、最後の「Domine」の絶叫にまで至る構成がすごくよく見えてきた気がしました。まだうまく歌えないところが一杯ありますが、本番まで、もう一度じっくり楽譜を頭から見直してみようかな、と思っています。