最近の色々

最近ブログの更新が滞っていてすみません。そろそろ更新しようかなーと思っていた先週末くらいからひどい風邪をひいてしまい、声は出ないわ咳は止まらないわ、という状態がここ数日続いております。先週のガレリア座の通し練習やオケ練習でも全く声が出ず、共演のみなさんには本当にご迷惑をおかけしてしまいました。風邪を引いた時の無理のない発声方法、というのが自分でもわかっていないので、無理に声を出してしまってそれがまた声をつぶしてしまった、ということみたい。情けない。なんとか今週末までに治さないと。

風邪で体調が悪くなると体の抵抗力全体が落ちるのかもしれませんが、2日ほど前から右目が腫れて大量の目やにが出始め、たまらず眼医者に行ったところ、結膜炎とのこと。昨日から我が家で私が触れたものには触れるな、という指令が出ています。とほほ。眼医者さんでもらった抗生物質ステロイド剤のおかげで、かなり腫れは収まってきたんですが、しばらくコンタクトは使用禁止、と言われてしまって、久しぶりのメガネ生活。外出先でメガネをしている、というのがすごく違和感とか気恥ずかしさがあって困ってるんですけど、周囲はさほど私の顔などに興味はないらしく、まぁ普通に受け入れてくれています。当り前か。

そんな体調の中、この月曜日・火曜日は、わが社の衛星通信所のある山口に出張に行ってきました。山口県ってのは、先日の志摩ほどではないにせよ、高校の卒業記念旅行で友達と一緒に秋吉台に行って以来。羽田から山口宇部空港に行き、そこから同僚が借りてくれたレンタカーに便乗して、わが社の衛星通信所に向かいます。

詳しくはこちら↓
http://www.kddi.com/parabola/index.html

仕事の話はさておき、空港から山口市までの道路が整備されていてとても便利。衛星通信所の近く、湯田温泉のビジネスホテルに宿をとったのだけど、秋吉台や萩などの観光地へのバスも出ていて便利そう。太平洋も日本海も両方気軽に楽しめるいい土地だなぁ、と思いました。先述の通り、あまり訪れたことがない場所なのだけど、羽田からも飛行機ですぐだし、意外といいかも、と思った。


湯田温泉は、白狐が見つけた温泉、という伝説があり、色んなところに狐のモニュメントがあります。


中原中也もこの地の出身、とのことで、これは彼の詩碑。湯田温泉街には中原中也記念館もありました。行く時間がなかったのが残念。

火曜日の朝の飛行機で山口から戻ってきて、午後には会社に出社。体調ぼろぼろだったんですが、なんとか仕事をこなし、今日は一日お休みをもらって、娘の学校の体育祭に。

娘の学校の体育祭、というのは京王線沿線でもかなり有名で、学校としてももっとも重要視している行事の一つ。面白いのは、学校を紅白2つに分けて競う、ということをせず、すべての競技が「学年対抗」なんですね。当然、中学一年生が高校三年生にかなうわけはないのだけど、高校2年生と3年生、とか、高校1年生と中学3年生、あたりになると結構実力が拮抗し始める。そのあたりの競い合いが面白い。

しかも、綱引きや玉入れ、といった団体競技だけじゃなく、800メートルリレーとか、走り高跳び、といった個人の力量がものをいう競技もあるので、中学二年生が優勝しちゃう競技が出たりする。1学年300人の各学年がマスゲームを繰り広げる応援合戦や、「団体徒手」という、道具を使わない新体操のような身体表現の種目もあり、実に見ごたえのある体育祭でした。


毎年飾られる大垂れ幕も名物。美術部の力作です。これは応援合戦で「振り落とし」の演出があり、この下にもう一つ、ひまわりの素晴らしい壁画が登場して大喝采を浴びていました。しかしこの絵も素晴らしいよね。

学年対抗となると、最高学年の高校三年生は当然のように「総合優勝」のプレッシャーがかかります。実際、ここ10年くらい、高校三年生が1位で中学一年生がビリ、間は学年順、というのがずっと続いていて、さらに三年生へのプレッシャーは非常に大きい。そういうプレッシャーをはねのけて、今年も三年生が総合優勝を飾りました。その一方で、中学二年生が中学三年生を破って4位になる快挙もありました。抱き合って泣く子や、喜びを全身で表す子供たちを見ていると、自分が本当に汚れた大人になったなぁ、と思うことよ。

娘の中学一年生は当然最下位だったのだけど、確かに、各学年を便宜的に紅白に分けて競わせるより、他の学年への対抗意識などからくる各学年の一体感というか、団結意識はすごく強くなるね。各学年にはそれぞれの「学年色」というのがあって、娘の学年色は「緑」なのだけど、これは昨年の卒業生から譲り受けた色です。そうすると、中学一年生の応援合戦とか、色んな競技などに、「緑」の卒業生が応援に来るんだね。今年優勝した三年生は「黄色」で、緑の子からすると、5年間ずっと自分たちが破り続けていた一年下の後輩がついに優勝した、という思いもあるのか、「黄色優勝おめでとう!」と大きなエールを送っていました。

幸い天候に恵まれ、女房も娘も私も真っ黒(または真っ赤)に日焼けしてしまいました。今年は最下位だったけど、来年は頑張れるといいね。一日頑張った娘にも、いつもの家族の運動会お弁当を頑張った女房にも、お疲れ様でした。