最近の家族の活動やらなにやらまとめて

GW以降の家族の活動をあまり書いていなかったので、日記風に、大きなイベントをまとめてみます。
 
5月23日、日野原重明先生の講演会に、合唱団麗鳴を中心とする合唱団が結成されて参加。感想文やら写真やら、GAGのブログに掲載しました。児童合唱との共演、実物103歳の日野原先生、歌いがいのある三沢治美先生の編曲、色んな物を一度に楽しめた盛りだくさんなイベントでした。個人的には、会場になった笹川記念会館のステージ控室の窓が、田町〜品川間のJRの線路に向いたサンルームのようになっていて、絶好の鉄道ウォッチ場所になっていた上に、そこから東海道新幹線ドクターイエロー(保守用車両で、一日一往復しかしていない)を生まれて初めて見たのが最大のポイントだったりして。
↓よく見えないかもしれないけど、奥で新幹線とすれ違って遠ざかっている黄色いのがドクターイエローです。

 
5月27日は、娘の学校の体育祭。この学校は体育祭に学園生活の半分くらいを捧げている感じがあって、毎年見事な団体演技を見せてくれる応援交歓や団体徒手など、パフォーマンス的にも見どころ満載。
特に卒業前の最高学年の応援交換は、毎年何かしら新しい工夫があり、6回目の体育祭への思い入れがあり、毎年涙なしには見られません。

↓応援交歓のキャプチャー写真。腕を使ったマスゲーム

↓白い衣装への早替えがあり

↓人間の体を使ったウェーブ

↓ラストは応援旗の振り落とし

熱波が東京を覆った日で、熱中症で倒れる生徒さんも何人か出るほど厳しいコンディションでしたが、娘の学年は上級学年を押さえてフィールド競技で優勝するなど、結果も上々。娘の体育祭というと女房が必ず作ってくれる鮭腹子飯のお弁当も、かなりお店に出せるレベルになってきた感じです。
↓鮭腹子飯のお弁当。

 
6月6日は、毎年結婚記念日(6月8日)前後の週末に一泊している都ホテルに家族で宿泊。年中行事の大好きな我が家の恒例行事の一つです。

↓結婚式を挙げた杜のチャペルの前で。

↓すっきり明るくきれいなチャペルも好きです。

夜は、カフェ・カリフォルニアのディナー。おなじみになったフロアマネージャの染谷さんが、目ざとく見つけてくれて、サーブをしてくれました。昨年はシフトの関係でお会いできなかったので、2年ぶり。それでもちゃんと覚えてくれている。お料理の写真を次々と。おいしそーでしょー。



↓デザートにはメッセージ入り。染谷さんの心づくしです。ありがたいなぁ。

お料理のオリジナリティ、質の高さ、サービスの質に比べて、お値段もそんなにびっくりするほどお高くないのがカフェ・カリフォルニアの魅力。同じくらいのクオリティのディナーを都内の有名ホテルで頼んだら、多分2倍以上のお値段になっちゃうと思う。その上こんな心遣いまで見せてもらえたら、来年も来ようって思うよねー。

昔のこの日記の6月の記事を見直してみると、都ホテルの大規模改装がひと段落したのが2005年で、もう10年になるんですね。染谷さんに初めてお会いしたのが2007年、もう8年のお付き合い。しかし染谷さんは8年たっても全然年を取らないなぁ。何か飲んでいるのだろうか。

じゃらん経由でネット予約をすると、ホテルのヘルスクラブを無料で使える特典がついているので、翌朝は家族でプールで泳いで、ジムとサウナで汗を流し、ご近所の庭園美術館へ。

↓世界でも随一といわれるアール・デコ建築の至宝。

↓付属の新館がすっかり新築になっていて、テラスも心地よい。外壁の排気口の装飾がアール・デコそのものです。

庭園美術館の紹介本なんかも買い込んだりしたのですが、この邸宅を立てた朝香宮鳩彦王の奥様、允子(のぶこ)内親王は、この邸宅が竣工したわずか1年後にお亡くなりになっているんですね。まさに命を削って作り上げた芸術品としての建築。
 
6月13日は家族3人それぞれバラバラに活動。まずお昼、女房が、10月に予定されている東京シティオペラの「椿姫」のお稽古に。この公演で女房は、タイトルロールのヴィオレッタを歌います。ソプラノ歌手として一生に一度あるかないかの大きなチャンス。公演の詳細が決まってきたら、またGAGブログで案内したいと思います。

夜、私は麗鳴の練習へ。12月のガレリア座公演のために、麗鳴の活動は休みがちになっているのですけど、私にとっては、フランスグランドオペラの長大な楽曲でへとへとになっている頭を、音楽的にクリアにしてくれる和みの時間になっています。今練習しているのは、萩原英彦先生の「白い木馬」。自分が大学4年生の時に歌った懐かしい曲。細かい音型は全然覚えていないので、一から取り直しだけど、ブッシュ孝子さんのヴィヴィッドな歌詞、萩原先生らしい色鮮やかなピアノ、どこを切り取っても瑞々しい素敵な曲です。
↓この緑色の表紙の楽譜が懐かしいよね〜

そして夜、娘は、調布フィルハーモニー管弦楽団の練習に初参加。娘は学校の音楽部でチェロを弾いているのですが、本格的なクラシックの曲を大規模なオーケストラでやってみたい、ということで、自分でネットで探してきて、自分でメールで問い合わせをして、自分で入団を決めてしまいました。一通りの段取りを全部自分で決めた後、両親に、「こういうことで調布フィルに入りたいけどいいですか」と最終承認をもらって入団。そういう段取りから何から全部一人でできるようになったんだなぁ、と、父親は茫然とするしかない。初練習を終えて、「チェロが8人もいた」と感動して帰ってきました。ガレリア座もヒト集め頑張らないとね。

練習しているのは、今年の12月の演奏会に向けて、ドビュッシーの「子供の領分」オケ編曲版、フランクの交響詩「プシュケ」の「プシュケとエロス」、そして、ベルリオーズの「幻想交響曲」。12月の演奏会の翌週には、ガレリア座でフランスグランドオペラの大曲をやるから、今年の後半はフランス音楽三昧。それもでっかい曲ばっかり。勉強も音楽も手を抜かずにがんばれ。

6月14日、私は昼夜ぶっ通しで、ガレリア座「悪魔のロベール」の練習。昼はソリストの練習、夜は合唱練習にお付き合い。とにかくどの曲もボリュームがあり、一通り歌うと汗だくになります。200メートル走2本のあと400メートル走1本やって、その後1000メートル走、ラスト100メートル全力疾走、みたいなのが延々続く感じ。集中力と体力の限界に挑戦する感じです。
↓合唱団員大募集中。共に限界に挑む人々来たれ。

体力と気力を振り絞っているのは歌い手だけじゃなくて、ピアニストのS子ちゃんも同様。数時間に及ぶグランドオペラの全曲を一人で弾きとおしているんだから、そりゃあ大変な挑戦です。合唱練習が終わったあと、S子ちゃんが、「最終幕のピアノの通し練習をしたいので、歌い手さんが一緒に歌ってくれるとありがたい」と言ってくる。最終幕は、私を含めたソリストと合唱が絡む曲と、それに続いて私の長大なアリアがあり、さらに大きな三重唱を経てフィナーレにつながるシークエンスがあるので、私としても、自分の楽曲の復習とペース配分を確認するいい機会。一通りお付き合いしました。もうヘロヘロになりました。ペース配分もまだまだだし、タイミングと音型がつかみ切れていない部分もたくさんあり、仕上がりには程遠い状況で、とにかく大変な曲であることだけは分かった、という感じ。

女房の「椿姫」、娘の調布フィル、私の「悪魔のロベール」と、今年の後半はそれぞれに大きく背伸びした挑戦が続く年になりそう。それに向けての助走も、ゆるゆると、という感じでもなく、かなりのスピードでがんがん走り出している感じです。がんばらねば〜。