今日のこの場所、この時間

今日は我が家の裏庭でお花見。家の裏に機動隊があり、そこに立派な桜が10本ほど並んでいて、素晴らしい借景になっている。我が家の裏庭にシートを敷いて寝転がれば、空を満開の桜が埋め尽くしている、という寸法。こんな感じ。

ちょっとピンぼけですみません。何せ我が家の裏庭だから、台所で作ったほかほかのトン汁とか、揚げたてのから揚げなんかを持ち込んで、ビール片手にいただく。至福の時間である。

この機動隊、5年後ぐらいに、味の素スタジアムの近くに移転することが決まっているそうな。この見事な桜並木は残してくれないかなぁ。どうだろう。

我が家の最寄駅である西調布駅でも、駅の改造工事が始まりました。今まで改札口が上り側にしかなく、踏切を隔てて乗りたかった電車が出発していくのを何度も見送ったのだけど、これからは橋上駅になるそうです。完成は1年後くらい、というから、今度帰国したときには駅はすっかり変わっているなぁ。調布駅の地下化、というのも数年後には終了するというから、渡米後帰国してみれば、近所の見慣れた風景はずいぶんと様変わりしていることになります。

娘が通っている小学校も、現在の校舎が老朽化している、とのことで、校舎の新築の話が出ているそうです。物は壊れていくものだから、仕方ないこととは言え、これまで何気なく聞いていたそういうニュースも、自分が数年間この土地を離れてしまう、と思うと、なんだか感慨深く耳に入ってくることになります。一方で、赴任先のニューヨークというところは、石の文化である欧米らしく、築数十年という建物や住居がまだまだ現役でがんばっている。ネット上の物件を見ても、築1930年ごろ(正確な年代すらわからない)という物件がごろごろある。マンハッタンの中に住んでいる同僚のアパートも戦前の代物で、隙間風がひどく、零下20度にもなるニューヨークの冬に耐えられず、窓にガムテープで目張りをして震えながら耐えたそうな。そこまでくると古いものを大事にしすぎでは、という気もするよね。

今いるこの場所、この時間が、一つ一つ大事に思える、旅立ち直前の日々が過ぎていきます。準備にばたばたしながらも、そういう時間を大事に過ごしていきたいと思います。

ワンダフルワンコ、今日も掲載中!
第13話「どうしても・・・」

第14話「一回転」