いつのまにやら時は過ぎて

先週末、女房の実家のある大船渡市へ、ご法事があって出かける。結婚してすぐに亡くなった女房のお祖母さんの13回忌。あれから12年も経ったのか。そういえば、来年は私の父の13回忌だ。本当に早いなぁ。

そう思って見てみれば、女房との結婚式でリングボーイをつとめてくれた甥っ子たちは、もう大学生だったり高校生だったりする。バージンロードをよたよたと頼りなく歩いていた時は、まだ小学生と幼稚園生だったのにねぇ。

娘もそろそろ10歳の誕生日を迎えます。先日も、娘のお友達がジャニーズの嵐が大好きだそうで、娘と女房が、桜井くんがどうとか大野くんがどうとか言っている。娘は「あんまり嵐とか好きじゃないんだけどねー」なんて言っている。その脇でパパは、娘がジャニーズの話題を口にしていることに多少ショックを受けております。もうそんな年齢になったのかぁ・・・(といいつつ、私は嵐のメンバーの区別がつかない・・・)

・・・なんて思いながらその一方で、最近の若者はずいぶん子供っぽいなぁ、と思うこともあります。というより、昔の人が驚くほど早熟だった、という気もするんですけどね。誰かがどこかの新聞で、「最近の大学生が幼児化したのは大学紛争のせいだ」みたいなことを言っていたっけ。その真偽は別として、昔の若者はもっと老成していた気がします。老成、というか、自分が自分の責任でものを決めていくのだ、という気概をきちんと持っていた気がする。今の日本では、大人も含めてみんなが、誰かが決めてくれるのを待っている。マスコミが声高に、「自民党はダメだ」と言えば「ああそうなんだ」と思うし、「民主党はダメだ」と言えば「ああそうなんだ」と思う。自分で決めようとしない。自分で決めることで降りかかってくる責任が怖い。日本人が、「責任を取れ」と言う言葉をこれだけ恐れる民族に成り果ててしまったのはいつからなのか、ということを、誰か分析してくれないですかね。

時が流れ、時代が変わっていく。いい方向なのか悪い方向なのか、と言えば色々と意見はあるだろうけれど、子供が成長していく姿を見つめていると、何をこの子達に残してあげられるのか、ということを真剣に考えないといけない時期にきたなぁ、と思います。年が明ければ自分も45歳になります。少なくなってきた自分の持ち時間のうちに、自分が子供たちに伝えられること、残せることはなんだろう。そう考え始めることが、「責任」ということなんじゃないか、という気もするね。

・・・なんてくだらないことをつらつら綴り続けているこの日記、気が付けばアクセスが10万アクセスを突破しておりました。大人になった娘がパパのこの日記を読んだら、いったいどう思うだろうね。そう考えると、もうちょっと真面目なことを書かないとまずいかしら、なんて思いつつ、相変わらずだらだらと、くだらないことを書き連ねてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。