娘がメガネを作りました

最近、小学校3年生の娘が、TVを見るとき、妙に目を細めて見る。こりゃやばいなぁ、と思っていたら、学校の健康診断で、ついにひっかかりました。視力が0.3くらいしか出ていない、ということで、「普段は結構ですが、勉強する時など、眼鏡をした方がいいと思います」との眼科のご意見。処方箋をもらって、近所の眼鏡屋さんに眼鏡を作りに行く。

私自身も子供の頃からの筋金入りの眼鏡っ子で、小学校一年生の時には既に眼鏡だった記憶があります。その後、眼鏡をかけると逆に近眼が進む(なるべく裸眼で過ごした方がいい)という先入観が頭の中にあり、どうも眼鏡に対してネガティブな印象を持ってしまった。加えて、私の子供の頃は、女の子が眼鏡をかけると、今まで可愛かった子がちょっと不細工に見えちゃう、という印象があって、パパはどうも娘の眼鏡に消極的だったのでした。ただ、私も強度の近眼、女房も子供の頃から眼鏡っ子だった、ということもあり、多分近々娘も眼鏡っ子になるんだろうな、と覚悟はしていたんですが。

でも、最近は女の子がメガネをかけることについて、さほど抵抗がないようですね。時東あみなどのメガネをかけたアイドルのおかげかもしれんが、ちょっとオタク好みの匂いがしてあまり肯定的ではない。アンジェラ・アキぐらいがいい感じなのかな。そういう、メガネをかけた女性タレント、というジャンルが確立してきた、というのも一つなのかもしれないけど、なんといっても、メガネそのものが結構お洒落なアイテムに変わってきたことが大きい気がする。

今回、娘の眼鏡を選ぶのに、眼鏡屋さんで色んな子供用のメガネを見せてもらいました。フレームがとってもカラフルだったり、レンズの形がお洒落だったり。昔の眼鏡、といえば、結構重たくって、フレームも太くて不恰好だったけど、最近のは軽いし、とにかくカッコイイ。もちろん、機能的にも随分優れていて、娘は、磁石の反発力を利用して耳にツルがしっかりフィットする、というメガネを選びました。フレームの色は薄いピンク。これもまたお洒落。

実際、娘のクラスでは、友達のメガネを触るのが大好きな子、というのがいたり、子供たちの間には、メガネ自体に対する憧れみたいなものもあるようです。娘も、自分が眼鏡っ子になることを全然ネガティブに捉えていなくて、眼鏡を受け取りに行くときもうきうき。眼鏡をかけて、「すごくよく見える〜」と大喜びしながら、鏡に映った眼鏡の自分の顔を眺めて満足そうにしておりました。時代は変わっているねぇ。