プラネタリウムって、いいもんだねぇ。

先週の日曜日、女房の留守中に、府中郷土の森博物館のプラネタリウムに、娘と一緒に行ってきました。以下、この日の様子を日記風に。

朝、少し早起きをして、娘と二人してサンドイッチを作る。プラネタリウムに行く前に、公園の芝生でピクニックしよう、という企画。パパは卵を焼いて、マヨネーズと絡めるところまでやる。娘はそれを見て、「パパ、卵焼けるんだ!」とびっくり。ふっふっふ。パパだって少しは料理ができるんだぞ。

卵のサンドイッチと、ハムのサンドイッチ、レバーペーストのサンドイッチ、海苔とチーズのサンドイッチを用意。寒いので、あったかいスープを水筒に入れて持っていこうとしたのだけど、ちょうどいい水筒が見つからない。「じゃあ、ポットにお湯を入れて、紙コップと粉末スープ、ティーバックを持っていけば、スープもお茶も飲めるよ」という話にして、芝生の上で遊ぶ道具も持って、いざ、府中郷土の森へ。

我が家の近くの品川通りをひたすら西に進んでいくと目的地。途中、やけに車が詰まっている場所があって、何かしら、と思ったら、府中競馬場。ジャパン・カップの垂れ幕が見える。ディープ・インパクトの最終レースだったんですね。この渋滞を超えてすぐに、府中郷土の森。

娘がずいぶん小さいころに、一度遊びにきたことがあったんです。ガレリア座が「トロヴァトーレ」をやったとき、府中青年の家で合宿をやっていた。家の近くだ、というので、子守り担当だった私も、娘を連れてちょっと遊びに行ったんですね。

広い園内は、昔の多摩丘陵の面影を再現していて、甲州街道沿いにあった商家や、多摩丘陵にあった農家などの古い建物が移設復元されている。「千と千尋の神隠し」で有名になった、小金井公園の「江戸たてもの館」とかよりも、鄙びた感じと家の配置がとても自然でしっくりくる。とってもいい公園です。

子供のころの娘が遊んだ広い芝生のところに行ってみれば、朝早かったせいもあり、芝生はわれわれ二人の貸切状態。一杯あそんで、サンドイッチランチ。曇りがちでずいぶん寒かったけど、気持ちよかった。

ランチを済ませて、主目的のプラネタリウムへ。季節の星空を解説してくれます。街中から見た空の様子を説明してくれた後、「では、街の明りが消えた満天の星空にしてみましょう」と、館内が真っ暗になり、天井が星で埋め尽くされる。娘と二人して歓声を上げる。いいもんだねぇ。

企画番組ということで、「ムーミン谷のオーロラ」という番組を上映していました。プラネタリウム用に作られたこういう映像ソフトがあるんだねぇ。面白いなぁ。

一杯楽しんだ後、公園を出て、駐車場に向かう途中、やけに広い更地が広がっているのを見る。「これなんだろうな」と思って、やっと気が付きました。「なんだ、府中青年の家のあったところじゃないか」

石原都知事の都政ご改革の一環として、都内の青年の家が整理統合された時に、「府中青年の家」は取り壊されてしまったんだね。きれいな更地になってしまっていて、跡地には何も残っていない。時間は容赦なく流れていくのだなぁ。

帰宅して、少しお昼寝した後、六本木に、ガレリア仲間のT君とRちゃんの結婚式披露パーティに行く。娘もおしゃれして一緒に出かけました。最近ガレリア座の練習に出ていないので、皆さんなんだか久しぶり。Bistro Bonne Fammeというフランス料理のお店だったのですが、中野さんというシェフが、面白おかしく、料理の説明をしてくれて、この料理も実においしい。T君・Rちゃんのお人柄通り、いつもの仲間と楽しい時間をすごしました。パパは乾杯の挨拶を依頼されたのだけど、調子にのってしゃべりすぎちゃって、「ビールの泡が消えちゃった」と怒られちゃいました。ごめんなさい。