ピューロランドにはまりつつある

今週末、合唱コンクールの全国大会に出かける女房の留守中、娘と、「ピューロランドに行こう」と言っておりました。ところが、どうしても、同じ日程で日生劇場で上演される「利口な女狐の物語」に行きたくなり、「ピューロランドを前倒しにしようよ」という話に。先週末、娘と二人で行ってきました、ピューロランド。これでもう4回目になります。多摩の子供の王道って感じじゃないか。しかし、その子供についていっている父親の方が、心うきうきしているのはどういうわけだ。

ピューロランドっていう場所は、舞台好きにはたまらない場所、という話は前の日記にも書いたのだけど、加えて、半年に一回くらいのペースで行くと、必ず一つは新しい演目に出会える。以前やった演目の再演だったりするみたいなんだけど、それだけソフトが充実してるってのもいいよね。その一方で、前に見たお気に入りの演目をまた見られるのも嬉しいし、いつ見てもパフォーマンスの質がきちんと保たれていることに感心する。「シナモンのひみつの扉」は、それこそ4回目になるんだけど、今回は前から2列目、というかぶりつきの席で見ました。「何度見ても楽しいねぇ」と娘と言い合う。

ダンサーさんが美人でうれしい、という話も、前の日記で書いたと思うのだけど、これだけ何度も来ていると、だんだん、ダンサーさんの名前をチェックし始める自分が怖い。「ひみつの扉」では、名取亜紀さん、というダンサーさんが表情もダンスもすごく素敵で、思わずパンフレットでチェックしてしまう。やばい、どんどん深みにはまりそうだ。娘よりもよっぽど父親の私の方がディープに楽しんでいる気がする。やばい、やばいぞ。

同じような人はいるみたいで、ネット上で、「今日のxxという演目でyyを踊っていたのは誰と誰で・・・」みたいなことを事細かにレポートしているページを見つけて、だんだんこういう領域に自分も足を踏み入れつつあるのでは、と恐怖する。どっちかというと女性客の多いピューロランドなので、男性ダンサーさんのブロマイドとかを販売しているコーナーは見たことがあるんだけどね。女性ダンサーのブロマイドだの集めだしたら、もう末期だね。さすがにそこまでは行かないよ。40過ぎてそこまで行くはずないじゃん。はははは。信じろ、自分の理性。はははは。

今回初めて見た演目が、「ハローキティくるみ割り人形」。キティーちゃんと同じ「あの顔」したくるみ割り人形が、元タカラジェンヌ樹里咲穂さんの凛々しい声で立ち回りやっちゃったりするだよ。フィナーレの振り付けはやっぱりタカラヅカOGの若央りささん。結果的に、ハローキティがタキシード着て羽根しょって降りてくるっていうのは必然なのか。ハローキティは主役=トップなんだから、それが当たり前なのか。ううむ。子供の反応は本当に正直で、ネズミ軍団にキティがいじめられたりすると、客席の後ろでワンワン泣き出す子供とかがいて、それもまた楽しい。

ピューロランドってのは、子供向けのタカラヅカだ、という意見をネットで見つけて、全面的に同意。私の実家はタカラヅカのすぐ近くなので、一度娘と一緒にタカラヅカを見に行くつもりなんだけど、今からピューロランドで、「タカラヅカテイスト」に慣らしておくってのは手かもね。慣らしてどうする。いや、別にどうかする気はないんだけどさ。それを言い訳にして、自分が楽しむ、というのが主眼だろう。全くもっておっしゃる通りでございます。がはははは。