漢字が書けないよぉ(T0T)

昨夜遅くまで、「モンマルトルのすみれ」の案内状を作って、知り合いに送付する作業をしていました。ワープロで作った案内状の余白部分に、短いコメントを手書きで書いて出す作業。手で文章を書く習慣から遠ざかっているせいか、これが結構疲れる。疲れる以上に、恐ろしく漢字が書けなくなっていることに愕然とする。愕然って書けます?書けないだよこれが。携帯のワープロ機能で調べちゃったよ。情けないよ。

それも、ものすごく易しい漢字で、はたと困惑したりするんです。暇、という字の真ん中のつくりの縦棒は、上まで届いてたっけ、とか、果ては、一瞬、「前」という字のかんむりって、くさかんむりだっけ、なんてことで一瞬迷ってしてしまう。なんか、漢字ボケの様相を呈している。

いわゆる、ワープロ失語症の症状に、ボケの現象も加わっているようなんですが、漢字を書く能力、というのは、本当に反復能力なんだなぁ、と実感。そう思うと、小学校時代、ひたすら同じ漢字を何度も何度も書いて、手に覚えこませたプロセスっていうのは、結構大事なものだったんですねぇ。

とにかく子供には、「国語能力を叩き込むのが大事です」と言う先生が多いですね。女房が話を聞いたある先生は、「算数なんてのは、数ヶ月もあれば、3年分を取り返すことだってできます。」と言い切っていたそうです。「でも、国語は、そういう付け焼刃が効きません。文章を読むこと、文章を書くこと。これを日常的に行うように心がけてください」とおっしゃっていたそうな。

そう思って我が身を省みれば、割と活字中毒状態なので、読書量は相当多い方だと思うんですが、自分の手を使って書くことをとてもおろそかにしている気がする。この日記もそうですが、長い文章を手で書くことはほとんどなくなってしまいました。これはやっぱりまずいなぁ。漢字検定試験でも受けようかしら。