あっぷあっぷ

ガレリア座の次回演目「モンマルトルのすみれ」。やむをえない事情で、キャストの変更があり、先日、私の配役に変更がありました。今までの音取り作業は全部白紙に戻して、再度、一から音取りのやり直し。

前に決まっていた配役は、1幕のフィナーレにしか出てこない、割と出番の少ない役でした。割と余裕あるかな、と、年末から年明けにかけて、結構イベントを入れていたのです。今回新しくもらった役は、結構出番が多い。歌う曲の数も随分増えました。非常事態なのでやむを得ないとはいえ、かなり青ざめています。

全然話が変わりますが、昨夜、ガレリア座の練習後、帰宅してから、この週末に、娘の幼稚園のクリスマス・ミサで歌う曲の音取りを女房と一緒にしていました。これが取れないんだ。とても簡単な賛美歌なのに、全然音が取れない。女房の罵声を浴びながら、同じフレーズを何度もやり直して、やっとなんとか形になりました。これがまた2・3日たつと忘れちゃうんだよねぇ。

女房が、「キミは音取りが苦手だから、すぐあっぷあっぷになっちゃうんだよねぇ」と呆れ顔で言う。イベントがただ重なっているだけならいざ知らず、自分の苦手な「譜読み」というプロセスが時期的に重なっているから、飽和状態になっちゃうんだよね。楽譜が読めないのと音感が悪いのとで、最初の譜読みがほんとに苦手なんです。このプロセスが一番しんどい。こういうプロセスを楽に通過できる人たちが、ほんとにうらやましいです。

今週は、クリスマス・ミサの前に、大田文化の森合唱団の演奏会のお手伝いがある。この演奏会でも、楽曲がきちんと頭に入っていないものだから、オケの方との事前打ち合わせがトンチンカンになってしまって困った。年末からは、別のオペラ団体の「カルメン」のお手伝い、という話が入っている。これの予習もしないといけない。頭の中に、「美空ひばりメドレー」の合唱曲と「故郷の四季」という合唱曲と「カルメン」と、ヴィヴァルディの「グローリア」と、自分で練習している「Piacer d'amor」と、ヘンデルの「メサイア」と、カールマンの「モンマルトルのすみれ」とクリスマスの賛美歌が同時に鳴っている。これはただの騒音状態である。やばい、ちゃんと整理しなければ。あっぷあっぷだよー(T0T)。