温泉づくし

夏季休暇から帰ってきて、書類とメールの山に埋もれつつ、職場復帰を目指しています。通勤電車に乗るだけで疲れちゃうんだよねー。もう帰りたい。

夏休みの前半は関西の実家で過ごし、後半は自宅でのんびりしておりました。この休み期間中に、なぜか温泉に行く機会が多くて、結局、3つの温泉に浸かってまいりました。
 
1こめ:有馬温泉

実家から車で20分とかからないくらいのところに、有馬温泉街があるんです。なので、帰省したときには、有馬グランドホテルに行って、プールで遊んで、日帰り温泉パックでお昼をいただく、というのを恒例にしています。日帰り温泉パックのお昼ご飯がとてもおいしくて、プールも結構広くて楽しい。娘と一緒に大はしゃぎしておりました。

有馬温泉は、茶色い色をした「金泉」というお風呂が特徴です。今年は少し、温泉街をぶらついてみよう、と、温泉街の奥にある「鼓が滝」という滝を見に行ったり、その手前の施設で、ます釣りを楽しんだり、と、温泉観光もしてきました。なにせ、平安時代から続く保養地ですし、関西のサービス業は徹底した顧客志向です。安く楽しめる場所が狭い山肌に集中していて、毎年、ここに来るのが本当に楽しみ。
 
2こめ:ぬくもりの郷

実家から、母の生家のある三田市相野を抜けて、さらに篠山市の方に車を走らせると、最近かなり全国区になった立杭焼丹波焼)の窯がいくつも並ぶ今田集落が現われます。山肌に沿って斜めに作られた、いわゆる「登り窯」が特徴。下から火を入れて、上から煙を出す。今田を抜けてさらに篠山市に向かうと、山の中腹に現われるのが、「ぬくもりの郷」という温泉施設です。

2004年にオープンしたばかりの新しい施設、ということもあり、全国各地に雨後の筍のように出来たいろんな温泉施設の反省点なども踏まえてか、非常に洗練された施設に仕上がっていると思いました。35度の源泉にそのまま浸かれる湯船もあり、露天風呂もとても充実しています。お湯は白濁していて、若干ぬめる感じ。施設内のレストランの食事もおいしいし、自家製豆腐の体験コーナーだの、陶芸体験だの、施設を一通り回ると1日つぶせるような施設になっていました。いかんせん、お盆休みの期間中、ということもあって、随分混んでたので、一度空いているときに行きたいなぁ。
 
3こめ:深大寺温泉 ゆかり

東京に帰って、明日から職場復帰、という日に、「ちょっと行ってみるか」と思い立って、三鷹市深大寺にある深大寺温泉に浸かってきました。調布駅から送迎バスが30分おきに出ているので、私の家から1時間かからずに行ける。お湯は真っ黒い、コーヒー色のお湯です。夕食パック、というコースで、お湯に浸かって、お食事処でご飯を食べて、小ジョッキ付きで2500円。都内でこれなら安いと思う。

ネット上の口コミ情報だと、とにかく混んでいて、全然楽しめない、と、散々の評判のようですけど、行ったのが平日の夜、ということもあり、お風呂も施設も空いていて、十二分に楽しめました。洞窟風呂とか、香り風呂、低温サウナなど、お風呂のバラエティも色々で面白い。娘も、「どのお風呂に入っても、お醤油みたいだねぇ」と大喜び。お食事処のお蕎麦もおいしくて、温泉と居酒屋を一度に楽しんだような、いい時間を過ごさせてもらいました。
 
火山のある国に住んでいるから、地震という怖い副産物もあるけれど、温泉という嬉しい娯楽もある。ネット上の口コミ情報を見ていると、こういう行楽地との出会い、というのも一期一会で、いい時間が過ごせる人と、あんまり楽しめない人がいるんだなぁ、と思います。行った時間や天候にも恵まれて、それぞれの場所と、とてもいい過ごし方が出来た夏休みでした。夏休みは1年に1回しかないんだよなぁ。もう終わっちゃったなぁ。ぐすん。