リートの訳詞が来たぞ!

昨日、アシスタントプロデューサのSちゃんから、「オルレンドルフ大佐の登場の歌の訳詞が完成してきたけど、どうします?」との連絡。速攻で、ファックスで送ってもらい、帰宅後、手元の楽譜に転記。Mちゃん、Sちゃん、ありがとう!

相変わらず、ドイツ語のニュアンスを大事に、考え抜かれた訳詞です。今まで、エセ原語でやってきたフレージングや、ポジションを崩さずに、この日本語をきちんとお客様に届けるように、まずは、じっくり自分の体に落とし込まねば。

オルレンドルフ大佐という役は、セリフも結構大時代がかっていて、大ボラを吹かすような、以前やった、「愛の妙薬」のドゥルカマーラを思わせるようなキャラクターです。なので、もらった歌詞を昨夜ぶつぶつと呟いていた時にも、ともすれば、セリフのようなニュアンスや、感情表現に重点が行ってしまって、下半身のポジションが失われてしまいそうな、そんな危うさがあります。

今朝、先週の練習の時の録音MDを聞きながら出勤してきたのだけど、自分のフレーズに色気が出た途端に、音程がなくなる、拍感も崩れる、ひどい歌になっている。課題はいつも一緒なんだけど、なかなかクリアできないんだよなぁ。

この色気をとにかく削って削って、なるべく何もしないで、日本語をただ飛ばす、という所に持っていかないとダメなんだ。今日のお昼は早速カラオケボックスにこもろうかなぁ。Mちゃん、いつもいつも、素敵な歌詞をありがとう!もう一つのクプレの方も、なるべく早めにお願いしますね!