久しぶりの完徹

金曜日の夜、先日大船渡でやった蔵しっくこんさぁとの会場、No.3 Gallaryの運営者、Iさんが上京されている、というので、蔵しっくこんさぁと参加者で集まって呑み。その後、クラリネット吹きのSさんの家にお泊り。相変わらず、時間を忘れてしまう居心地のよさ。音楽や芸術まで、いろんな話が尽きることなく、結局、夜が白々と明けて来るまで話し込んでしまいました。翌日は全員で昼近くまで爆睡。

昼近くに、娘に踏み起こされ、ごそごそと起きだし、女房はそのまま、合唱コンクールの都大会の練習に。よくやるよ。文京シビックセンターでの発表会だったので、娘を連れて、お隣の後楽園遊園地へ。

後楽園遊園地の各種アトラクションというのは、上下移動を基本としています。女房が言うには、敷地が狭いから、上に伸ばすしかないんだ、とのこと。なるほど。しかし、私は睡眠不足なんだよ。しかも、深夜まで結構たっぷりワインを飲んぢゃって、二日酔い気味でもあるんだよ。そんな日に、上下運動を基本とする乗り物はなるべく避けたいなぁ。できれば遠慮したいなぁ。一日中ずっと観覧車にぼんやり乗っている、なんてのは許されんかなぁ。入場ゲートでそんなことを考えて立ち尽くす父親を尻目に、4歳の娘は、一目散に、ぐるぐる回っている「わんぱくバス」というアトラクションに駆け込んでいく。はははは。視界がまわるぞ。ぐるぐる回るぞ。わはははは。娘は、「おもしろーい」と、もう、おおはしゃぎ。「パパ、ケロケロする?」とけらけら笑いながら聞いてくる。なははははは。笑うしかない。激しいアトラクションには身長制限があって、娘には乗れなかったのが救い。幸いリバースには至らず。ほんとうに、よかった。

文京シビックに向かい、本番を終えた大久保混声合唱団のみなさまにご挨拶。いい演奏だったのは、皆さんの晴れやかなお顔を見れば分かりました。全国大会に向けて、いいスタートが切れたようで、本当によかったです。是非頑張ってください。娘を女房に託し、自分は大田区民オペラ合唱団の練習へ。自分でもよくやるよなぁ、と思いつつ、電車に揺られて平和島まで移動。

体調が絶不調で、頭の中は上下運動の結果かなりシェイクされているものですから、ちょっとでもノドに力が入っちゃうともたない、と思って、とにかく下半身と、声を体から飛ばすイメージだけで歌いました。すると意外といい感じに声が飛ぶ感じがする。体調が悪い時の方が、色んなところに気を使うので、意外といい声が出たりするんだよねぇ。これが体調が戻ると戻っちゃうんだよ。だめじゃん。

翌日は珍しく、何もない日曜日。ダメージを受けた体をひたすら癒す。昔は完徹した翌日に、ガレリア座の練習でばんばん歌ったり踊ったり、なんてことも出来たんですが、もう40歳近い体には辛いんだなぁ。近所の百貨店で娘のノートを選んだり、のんびりお昼を食べたり、夕方から寝なおしたり、ぐだぐだと過ごしました。こういう休日もいいなぁ。女房は、都大会でTCF女声合唱団が歌った、新美徳英先生の「無声慟哭」をずっと口ずさんでいる。なぜか頭に残る、実に美しい旋律の、いい曲なんです。TCF女声合唱団の演奏も素晴らしかったようで、みなさま本当にお疲れ様でした。

今週末には娘の運動会。雨が降り続いているけど、天気がよくなるといいね。