一ヤマ越えたぜ

この週末は大きなイベントが3つ重なってしまって、かなりじたばたしたのですが、なんとか乗り切りました。日曜日の夜、子供を寝かしつけてから、夫婦二人して、「なんとか一山越えたねぇ」とお茶を飲む。なんか、以前も同じような会話を交わした気がする。何度も同じような会話を交わしている気がする。まぁ絶え間なくイベントを入れまくっているからこういうことになるんだよね。頭が悪いのかもしれない。いいじゃないか幸せならば。わっはっは。

土曜日は岩井海岸まで車で出かけ、大田区民オペラ合唱団の合宿に部分参加しました。本番指揮者の宮松重紀先生のご指導。該博な知識、音楽への情熱、和音への繊細さ、いい意味でのミーハーさ、色んな側面を持ったご指導で、毎回とても楽しませていただいています。男声合唱の参加者が少なかったこともあり、Sanctusフーガの練習では、第一コーラスを歌ったり、第二コーラスを歌ったり、こちゃこちゃ動いていたのですが、入りの音が不安定なところがあって、かえって皆さんを混乱させちゃったかも。まだまだだなぁ。コーラスの助っ人をきちんとできるようになるには、もっと勉強が必要。それこそ、コーラス指導がちゃんとできるような人じゃないと、やっちゃいけないことなのかもしれない。全体のパートをきちんと把握できるような人じゃないと・・・

しかし、岩井海岸というのは、合唱団やオケの合宿所のメッカですね。今回宿泊したお宿から、20メートルくらいのところに、昨年ガレリア座で宿泊したお宿があってびっくりしました。女房に聞いてみたら、女房が学生時代に合唱団で合宿したお宿は、お隣でした。岩井海岸で合宿したことのある合唱団がみんな集まったら、すごいだろうなぁ。集まって何するっていうんだ。潮干狩りでもするのか。それもすごいだろうなぁ。

夜の練習までお邪魔して、そのまま車で帰宅。翌朝、娘の幼稚園の父親参観へ。娘からプレゼントをもらって幸せ。講演会で偉い神父さまのお話を聞き、お昼に。娘を抱いてそのまま上野へ。電車の中で娘が寝てしまう。眠った子供というのはただのあったかい砂袋である。ぜいぜい言いながら上野公園にいき、待ち合わせ場所の文化会館のロビーへ。人があふれている。こりゃダメだ。外の木陰で、やっと起きてくれた娘に、お昼ご飯を食べさせて、シッターさんを待つ。開場後、少し空いたロビーで、シッターさんに娘を預けて、TCF合唱団の辻正行追悼コンサートへ。

このコンサートの感想はまた別途。帰宅後、コンサートの会場で販売していた、高田三郎演奏会「その心の響き2」のCDを聞く。この日記にも一度書いたことのある、辻正行先生が亡くなった1週間後に行われた演奏会の記録です。正行先生がご存命の時に録音された、第一回の演奏会の「橋上の人」の演奏も収録されています。第一回の演奏会にはうちの女房がステマネをやり、二回目が私。その結果、CDに記載されている演奏会記録の、ステージマネージャの欄に、我々夫婦の名前が並んでいて笑ってしまう。自分が関わったから言うわけじゃないですが、このCDはほんとにお奨め。演奏としてはかなり荒っぽいところもあるけれど、とにかく声が美しく、日本語が美しい。個人的には、「水のいのち」よりも「心の四季」の方が好きなので、このCDは愛聴盤になりそうです。

というわけで、嵐のような週末を越えて、再び会社で世間にまみれています。でも、週末から風邪をひいたみたいで、ずっと鼻が利かないんです。匂いを感じることが全然できない。おかげで食事も味気ないこと。なんとか治したいんだけど・・・