歯の治療

子供のころから歯はやたらと丈夫な方で、特にしっかり手入れをしているわけでもないのに虫歯になったことは一度もなし。親からもらった立派な歯、ということでありがたく使っていたのですが、年齢による衰えは避けがたく、2年ほど前から耐えがたいほどの知覚過敏で、食事中に時々激しい痛みで飛び上がりそうになる、ということが重なる。仕方なく、近所の歯医者にお世話になることに。

最初は薬剤の塗布で様子を見よう、という話だったのですが、痛みは全く取れず、こちらからお願いする形で神経処理をすることに。齢47にして、初めて一本、銀歯が入ることになりました。聞けば、私のかみ合わせの癖で、左奥歯(今回神経処理をした歯)に過度な力が入る形になっていて、歯にも複数の亀裂が入っているとのこと。「大事にしないと完全に歯を取り換えないといけなくなりますよ」と脅かされ、最近極力、右奥歯で食事をするようにしています。これが結構違和感があるんだ。

東北弁では、こういう違和感のことを「いずい」というらしいんですが、まさに「いずい」感じ。ちゃんと咀嚼できている感じがしないから、食事にも普段より時間がかかっている感じがする。かえって咀嚼に時間をかけるようになるから、健康にもいいのかもしれないけどね。

そういう長年の無意識の癖っていうのはなかなか抜けないだけじゃなくて、顔の表情とかにも影響を与えているのかな、と思います。笑顔を作ろうとすると、左ほおの筋肉が右ほおの筋肉よりも大きく動く感じがするし、ウィンクだって左目の方が上手にできる。全体に顔面の筋肉が、左側の方が強いのだと思います。

顔の左右のバランスを取る、という意味でも、意識して右側の歯でかむようにするのはいいのかも、なんて思いながら、毎日右奥歯に食べ物を送り込む日々です。それにしても「いずい」ぜ。