近況報告いろいろ

女房と娘の生活整備活動は引き続き続いております。ここ2週間の暮らしのトピックスをダイジェストで。
 

  • IKEAで家具を買う

娘のベッドなどの大きな家具は、Paramusの方にあるCrate & Barellで素敵な家具を選び、リビングの本棚や、娘の部屋の一人がけソファといった家具を、IKEAで買うことにする。我が家から北上すればIKEA Paramusがあり、南下してNewwark空港の近くまで行くとIKEA Elizabethという店舗があります。先週はIKEA Paramusに行き、本棚などを購入。でも、一部の家具の在庫がなかったので、今週はIKEA Elizabethに行き、一通りのものを買い揃えました。

どちらの店舗も基本的な構造は同じで、上層階がSHOW ROOMになっており、Livingとか、Bed Room、Kitchenなどのテーマに分かれたいくつかのセクションの中に、統一したテーマでコーディネートした小部屋が並んでいます。モダンなメタリックな色調のリビング、とか、ちょっとカントリー風のベッドルーム、という感じ。そこで気に入った家具を選び、入り口に置かれた鉛筆とメモ用の紙に、家具の商品番号と、Aisle(通路)・bin(置き場)の番号を控えていきます。ぐるっとSHOW ROOMを一巡して、一階下に降りると、そこに巨大な家具置き場が広がります。インディ・ジョーンズの「失われた聖櫃」のラストシーンみたいな感じ。その倉庫の中に表示された、通路番号と置き場番号を頼りに、自分の選んだ家具を見つけて、大きなカートでレジに運んでいきます。手の届かない高い棚の上にある家具は、事前にお店に電話して下の棚に降ろしておいてもらわないといけない。とにかく自分でレジに運んで行かないとだめ。購入した家具はすべて、自分で家で組み立てるのが前提。宅配サービスも組み立てサービスもあくまでオプションです。その代り、とにかく安い。結構立派なソファーベッドが、300ドルくらい。

宅配サービスは、近所ならその日のうちに配達してくれる。自分でやる組み立ても、マニュアルが非常に分かりやすくできているので、娘と二人、次々本棚を仕上げていきました。おかげでリビングやキッチンにいろいろと家具がそろっていく。でも、アメリカの家ってのはとにかく広いんだよね。家具がある程度並んでも、まだ空間に余裕がある。かといってこちらに永住するわけではないのだから、そんなに贅沢に物を増やしていくわけにはいかない。つましく無駄遣いしないで、それでも心地よい場所になるように、色々工夫の日々です。
 

  • 娘の習い事

娘の習い事をどうしようか、と色々考え中。日本人学校に通っているだけでも、1日1回は必ず英語を母国語にする先生の授業を受けるから、それなりに自然な英語に触れる機会はある。とはいえ、娘は結構内向きの性格なので、家と学校の往復で生活が完結してしまうかもしれない。それはあんまり勿体ない。少なくとも日本で続けていたピアノのレッスンは続けないと。

フォートリーにあるNJ日系人協会に女房が行ってみると、色んなお稽古ごとの先生を紹介してくれたり、日系人協会の中に、ESLのクラスがあったり、と、色んな相談に乗ってくれる。紹介されたピアノの先生は、今一つ娘と相性が悪かったのだけど、「他の先生もいますよ」と、別の先生を紹介してもらいました。英語については英検受験のための教室があり、それは来週からスタートです。NJ日系人協会の中には、たくさんの日本語の本やDVDなんかもあって、貸し出しもある。窓口の事務員さんもきびきびしていて、色々と頼りになりそうな場所です。

ピアノと英語以外に、リバーロード沿いのテニススクールに通おうか、とか、サマースクールの申し込みなど、色々とプランが進行中。このあたりの娘のお稽古ごとの基礎が固まったら、次は女房の声楽関係の教室探しです。
 

今日はイースター。天気も少し回復したので、家族でマンハッタンに出ることに。いつもはNJTransitのバスでマンハッタンに出かけるのだけど、今日はフォートリーのオークツリーセンターに車を停めて、ジョージワシントンブリッジを渡るミニバスでマンハッタンに出るルートを試してみる。その方が時間に余裕ができるし、娘の学校の送り迎えの拠点はオークツリーセンターになるので、ここを拠点にした方がなにかと便利。往復の交通費も少しだけ安い。ジョージワシントンブリッジ(近在の日系人の間では、「ジョーワシ」と略されている。日本人にしか通じない略し方)の下にある停留所から、三人で小さなバスに乗り込み、マンハッタンに渡ります。

とにかく高い所に登りたい、という娘のリクエストで、ロックフェラーセンターの展望台、「Top Of The Rock」に上ることに。地下のチケット売り場でチケットを購入すると、入場できる時間が印刷されたチケットを発行してくれます。30分ほど先のその時間まで、スケートリンクの前のテラスでプリッツェルを食べながらのんびり過ごす。

イースターには、お洒落な帽子をかぶって5番街を練り歩く、というのが毎年の通例らしく、5番街は歩行者天国になっていて、色とりどりの帽子をかぶった人たちがたくさん歩いている。帽子だけじゃなく、全身真っ赤に塗った派手なお兄ちゃんとか、普通の植木鉢を頭に乗せたおばさんとか、でっかい万灯みたいな(と、府中近辺でしか通じない言葉を使ったりして)飾りを頭に乗せて歩いている人なんかもいる。素敵におめかししたフォーマルドレスのおばさまが、デコレーションケーキみたいな帽子をかぶってにこにこ歩いている。なんともファンキー。

イースターは春のお祭りなので、豊穣と多産を意味するイースターエッグイースターバニーというウサギが至る所に現れます。かぶりものの中で一番多いのも、ウサギの耳。ちなみに、Rubbitというのは「ウサギ」なんだけど、Bunnyというのは「ウサちゃん」みたいな幼児語なんだそうだ。娘が学校で聞いてきたのだが、それを聞いて、「ああ、それで」と納得したパパのおでこをママがはたいたのは何故だろう。

Top Of the Rockは67階にある展望台で、セントラルパークが一望できます。南を見ると、目の前にエンパイアステートビルがあり、ロックフェラーセンターの人たちはずいぶん悔しい思いをした、という逸話がありますが、それでも、大西洋に向かって船の舳先のように広がるマンハッタン島の形を実感することができます。娘は早速写真を撮って、日本のお友達にメールで送っておりました。

そのあと、45番街にあるBook Offに女房と娘を案内して、グランドセントラルのダイニングで食事、またバスでフォートリーに戻ってくる。単身赴任では中々行かない週末の外出、家族一緒に楽しんでまいりました。