赴任準備のために、まずはIT環境を整えよう、という話になる。計画では、１年間の私の単身赴任の間に、米国の私の住居と、日本の女房・娘の住居の間をスカイプで接続しよう、と。ということで、新宿のヨドバシカメラでPCを買ったり、WEBカメラやら、ビデオカメラを買ったり、ビジネス英語例文集の入った電子辞書を買ったりする。娘はこの機に乗じて、パパが買った小さなネットPCを自分のものにしたい、と言い出し、そのPC用のマウスを買い込みました。握るところに水が入っていて、鳥がプカプカ浮いている。うちの子はどうしてこういう脱力系キャラが好きなのだろう。ワンダフルワンコもちょっと脱力系だしなぁ。
ばたばたと準備をしていく中でも、こういうお買い物というのは楽しいものです。女房と娘は基礎英語の１を買い込んでCDを聞き始める。手に触れるもの、耳に入るものから、だんだんと新生活の実感が沸いてきます。
土曜日、短いお付き合いになってしまった合唱団麗鳴の練習に行く。前回の練習の時に、団長にちょっとお話をしておいたので、中館先生も事情はご存知で、「残念ですけど、日本に戻られたら是非またご一緒しましょう」と言って下さる。ありがとうございます。「以前団員さんで、ハンガリー赴任から帰ってきて、やっと一緒に歌えると思ったら、長野に転勤になっちゃった仲間がいたんですよ」という話を聞いて、サラリーマンの転勤ってのは宿命なんだなぁ、としみじみする。入社以来、東京から一度も離れたことがなかったこと自体、珍しいことなんだよね。
信長貴富さんの「アニソン・オールディーズ」の中の、「鉄腕アトム」と、チルコットのジャズ・ミサを練習する。「鉄腕アトム」は本当にわくわくする編曲で、これをステージで歌いたかったなぁ。ジャズ・ミサもすごくいい曲なので、ニューヨークで歌える機会がないか、探してみよう。もし機会がないのなら、自分で作ってしまえばいいんだしね。うっしゃー。
後を見ても仕方ない。前を向いてみれば、踏み込んでいく世界には、真っ白い闇の中からおぼろげに見えてくるものがあって、何かしらわくわくと心躍る姿を、ちらり、ちらりと見せ始めました。赴任日が決まれば、一気にいろんなことが加速してくると思います。適宜レポートしていきますね。
ワンダフルワンコ、第７話・第８話も掲載中！
第７話「ひどぉい」
第８話「どうしよう・・・」
