救急車に乗ったけど仕事してます

GWは遠出はしなかったのですが、それでも色々と活動しており、中々楽しく過ごしました。その辺の話は別にまとめて書くとして、今日は救急車に乗った話。(と言っても、こうやって仕事してますから、大したことではなかったので、あらかじめ)

30日の夜、明け方にちょっと右わき腹が痛む。なんだろ、と思っていたのだけど、大したこともなく、腰痛のせいかしら、と、1日は朝からコルセットを付けて過ごす。それでもちょっと違和感が消えなかったのだけど、そのまま就寝。

そうしたら、1日の夜、ほとんど2日の明け方になって、同じ右わき腹が差し込むように痛み始める。寝返りを打ってやり過ごそうとしたのだけど、逆に痛みがひどくなり、全身に悪寒までし始める。今まで経験したことのない痛みで、さすがに怖くなり、女房をたたき起こして「救急車を呼んでくれ」と。

まぁ今から思えば、そこで救急車を呼ばないで、救急情報センターとかに電話をして、自分で病院に行くことを考えればよかったんですが、以前、深夜に高熱が出て自分でタクシーで救急窓口に行った挙句に、結局受診できずに悲惨な思いをした記憶があり、楽する方を選んでしまいました。救急車が来るまで、痛みと悪寒でガタガタ震えつつ、それでも自分で着替えをして、保険証や財布の準備をする。何が原因か分からず、とにかく不安が募る。色々と手伝ってくれている女房が、ふと、

「石では?」

と呟く。非常に腑に落ちる部分と、そんなオッサン臭い病気にかかる年齢になったのか、という思いが一気に交錯して、女房に言わせると、

「恐ろしく情けなさそうな顔になった」

そうです。

救急車はびっくりするほど速攻で来てくれたのですが、既に痛みがかなり遠のいている。救急車には自分でしっかり歩いて乗りました。この時点で、救急隊員さんの態度がかなり変わる。当たり前ですな。症状を説明すると、どんどん救急隊員さんの緊迫感が緩んでくるのが分かる。受入病院を探してくれるのだけど、最初から、「泌尿器科だと思うんですが、内科も当たってみます」とのことで、既に原因の当たりがついている状況。病院側も、「意識正、歩行可能」という状況説明を聞いた時点で、「だったらもっと緊急の患者がいるから、よそに行って頂戴」という感じで、5軒目の病院がやっと受け入れてくれました。この時には既に痛みはかなり楽になっており、非常にばつの悪い気分で救急車の担架に寝ておりました。

救急窓口でレントゲンを撮ってもらって、「尿管結石です」との診断結果をいただく。「この病気は痛みがひどくて、いつ痛みが出るか分からないから、よく救急窓口にいらっしゃるんですよねー」と、若い先生が頭をかきながら教えてくれる。すぐに超音波破砕しないとダメ、というような大きさではないので、鎮痛剤飲んで、水沢山飲んで流してください。と言われ、薬のおかげもあって痛みも軽くなり、そのまま帰宅してまいりました。

救急車に乗ったのは2回目なんだけど、どっちも結構情けない理由なんだよねぇ。1回目は、通勤途中の駅で鼻血が止まらなくなって救急車を呼んでもらった。2回目が今回。そう考えると、どっちも自分でしっかり歩いて救急車に乗ってるな。白洲次郎さんは自分でポルシェを運転して病院に行って、そのまま亡くなったそうだぞ。全然関係ないな。

てなわけで、人騒がせな石騒ぎでした。でもそんなにあなどっていると大変なことになる怖い病気なので、6月のガレリア座の本番までにはちゃんと治そうと思います。予防方法がよく分からないので、そのあたりもちゃんと調べないとなぁ・・・残業がきつくて、夜遅くに夕食をとることが多かったせいか、と想像はしてますが。何にせよ、腰だの石などなんだのと、体がどんどん老朽化してくる年齢なんだねぇ。哀しい。