年末年始のいろいろ

相変わらずバタバタしていて、中々更新ができずにおります。年末年始には色んな活動があって、色んなインプットがあったのだけど、とりあえず、ちょっと日記風にメモを並べておきます。中々充実した年末年始だったぞ。

・仕事納めの後、年末の大掃除。破れた障子紙を張り替えようとして、破れていない桟の障子紙を破ってしまって、娘がパパを指差して大笑い。娘も、パパと一緒に窓拭きに頑張りました。

・30日、きれいになった家に、上京してきた私の母親を迎え入れて、みんなで食事。娘が育てていたにんじんを収穫。種まきの時期がずれていたのだけど、その割には意外としっかり育っていてびっくり。早速洗って、生のままかじる。甘くて美味しい。おばあちゃんの畑で採れたにんじんよりもちっこいけど、娘にとっては大満足の収穫でした。

・31日、おばあちゃんを兄の家に送って、我々家族は花巻温泉へ。大雪との情報に、娘は新幹線に乗る前からうきうき。気温も低いので、パパが、「ひょっとしたら雪の結晶が見られるかもしれないよ」と言ったおかげで、それも楽しみ。新幹線の中での駅弁にもうきうき。自分の両親が遠い田舎にいる、というのは、普段生活していると結構不便だったり、心配事の種だったりしますけど、子供にとっては、「お休みの時の旅行先」として、とっても楽しい大事なイベントになるんですね。

・31日に着いて、女房の実家の親戚の方々と、花巻温泉でのんびり。温泉旅館でノンビリして、ゲームセンターで遊んで、パパとママは全身マッサージをしてもらったり・・・先日の日記では色々と書きましたけど、のんきに温泉旅館の年末年始を楽しんでおりました。娘も、年上の従兄弟たちや、年下の従兄妹たちと一緒にわいわい遊び、今年は少し大人っぽい髪型でお着物を着て写真を撮りました。こういう毎年の年中行事、ずっと続けていきたいね。

花巻温泉街は滞在中ずっと雪。でも、気温が低すぎて逆に雪の結晶が見られなかったんだね。3日に東京行きの新幹線を待つ間、新花巻駅前にある「セロ弾きのゴーシュ」碑を見たい、と娘が言い出して、小雪の降る中、見に行く。と、自分の黒いコートを見た娘が、「あ、結晶だ!」と声を上げる。私の黒いダウンジャケットの上にも、次々と小さな結晶が落ちてくる。結晶ができるのにちょうどいい気温、というのがあるらしい。娘は、「あ、これもだ、これもだ」と大はしゃぎでした。雪の結晶って、なんだか眺めているだけでちょっとおごそかな気分になるような、それだけで奇跡のような、そんな感じがする。

・3日に帰宅すると、女房と娘で、私の43歳の誕生日のお祝いをしてくれました。先日この日記に書いた、西調布駅前の「お魚旨屋さん」が、年末から出前を始めたので、お寿司とケーキのお祝いです。例によって厳選されたネタと美味しいシャリで、3人で大満足でいただきました。娘は、太いろうそく4本と、細いろうそく3本、というケーキの上のろうそくの組み合わせが新鮮だったらしくて、「43本挿したらタイヘンだもんね」と納得しておりました。43歳だもんね。43本も並べられないよね。43歳だからね。43歳43歳ゆーなぁぁぁぁぁ。

・4日は仕事初めで、5・6日はガレリア座の初練習。日本語歌詞の第一弾が到着。訳詩家のMayumiちゃんの仕事の面白いところは、歌詞の言語の逐語訳にこだわらずに、その歌が展開する物語をフォローしながら、歌詞の音の面白さをきっちり活かしてくれる点。

今回歌詞がついてきたのは、みんなでガチョウゲームをやろう、という歌。ガチョウゲーム、なんて、ルールも正体もよく分からないのだけど、ヘタな訳詩家なら、「ガチョウゲーム」という訳語を歌詞の中に絶対入れてしまうと思うのだね。でもMayumiちゃんはそういう野暮なことをしない。「ガチョウゲーム」が、どういうゲームか、なんていう「逐語訳」にはこだわらずに、とにかくみんなでゲームをやる、というストーリをまず押さえる。その上で、「ガチョウ」という語感を、「カモ」(同じ鳥、という連想と、ゲームの「カモ」になるやつは誰だ、という掛詞)に重ね合わせてきて、結果として、ガチョウの鳴き声を真似した原曲の音形を「カモの鳴き声」に置き換えてばっちり活かしてしまう。アガメムノン役のHさんと、「すごいアイデアだなぁ」としきりに感心しておりました。今回は訳詞の仕上がりがすごく早いみたいで、歌い手としては早くから日本語歌唱の工夫を色々模索できそう。続きも期待しつつ待ってマース!!

・7日、いきなり業務上のトラブルがあってすったもんだしたんですが、帰宅してみたら、誕生日プレゼントの新しい自転車が着いていました。年末のうちに選んであったんですけど、実際に来てみると無闇にうれしい。新しい自転車をもらって喜んでるって、なんか小学生みたいだな。でも嬉しいぞ。えへへ。

そんなこんなで、色々と楽しいことの沢山あった年末年始でした。他にも、「のだめカンタービレ」のドラマスペシャルで、石井さんのジャンピング指揮ぶりの見事さをはじめ、とても丁寧なドラマ作りと役者さんたちの熱演に感動したり、宮部みゆきさんの「ぼんくら」を読了したり(ちょっと中途半端な印象があったけど)、と、その他のインプットも沢山あったのですが、どこまでこの日記で書ききれるかしら・・・またぼちぼち、感想文を書いていきたいと思います。