週末の活動

この週末の活動を日記風に。

土曜日朝、月例の、幼稚園の卒園生の集いがある、というので、娘を車で送っていった後、夜お邪魔する予定の大田区民オペラ合唱団の「ノルマ」の楽譜を、CDを聴きながら下読み。スリオティス/デルモナコ/コソットのCDだったんですが、肝心の男声合唱がカットされている部分が結構多い。楽譜を読める人間ではないので、かなり焦る。もっと早くからちゃんと準備しておけばよかった・・・

お昼、娘をお迎えに行くついでに、Fちゃんの一周忌のことで、幼稚園の園長先生や、お母さん方と少しお話。「小公爵」の本番があった日に、調布駅の近くの調布教会で、一周忌のミサがあったのですけど、みんなFちゃんに一杯お花を捧げて、いいミサになったそうです。

午後、娘の新体操の練習を見学。発表会が近いので、通し練習とダメだし練習です。去年から指導してくださっている先生が、マスゲームの振り付けの得意な方らしく、大人数が一斉に動くと結構迫力があって面白い。娘はリボンとフープを持って踊ります。発表会は17日だから、練習もあと1回だけ。楽しくやろうね。

夕方、娘と女房は、大久保混声合唱団の練習に。大久保混声は、4月の「その心の響き」の練習中。娘は、歌というのは、みんなで踊ったりお芝居をしたりしながら歌うものだと思っているので、大久保混声の練習がどうも不思議でならないらしいです。「どうしてみんな、楽譜を見て歌っているの?」と、パパに以前聞いてきました。いや、そういうもんなんだよ。

私は、大田区民オペラ合唱団の練習へ。団員の皆さんには本当にご無沙汰してしまいました。申し訳ありません。おまけに譜読みが足りないせいで、中々歌えなくて苦労する。「ノルマ」は、すごくかっこいい曲なんだけど、男声合唱の出番が結構多くて、かつイタリア語の扱いがきちんとしていないとそれっぽく聞こえない。秋の本番まで、1フレーズ1フレーズのイタリア語をしっかり喋れるようにする訓練が必要だね、と山口先生。冒頭の合唱は音域も高いので、かなりしんどい。

「ノルマ」というオペラ、今回初めて触れたのですけど、なんだか、ビゼーの「真珠採り」に感じが似ている気がしました。ドルイド教徒、というエキゾシズムも共通している気がするし、2幕中途の合唱の聞かせどころである、戦いの合唱も、異教的熱狂が「真珠採り」の血祭りの合唱に似ている気がする。男性2名、女性1名の三角関係が「真珠採り」で、女性2名、男性1名の三角関係が「ノルマ」、という違いはあるけれど、ヒロインが巫女だ、ということ、全体を解決するのが一人の自己犠牲である、という点も似ている気がしました。いずれにせよ、色んな意味でハードルの高いオペラ。じっくり自習を重ねて、いい感じに仕上げていきたいです。

日曜日、娘は朝から、新体操クラブの主催する、ラーメン遠足に出かける。昭和記念公園のアスレチックで一杯遊んで、お昼には、みんなで持ち寄った袋麺のラーメンを大きな鍋で煮て食べるのだそうです。楽しそうだね。調布駅前にお見送りをして、子供たちが2列に並んで出発するのを、夫婦で見送る。他の子はみんな幼稚園児で、娘とお友達の2人だけが小学生、ということで、グループの中では最年長です。お姉さんだよ。なんてこったい。

お昼から夜にかけて、女房はガレリア座のピアノ伴奏にでかけ、私一人でお留守番。散髪したり、図書館に本を返しに行ったり、なんだかばたばたしているうちに時間が過ぎてしまって、何もできなかった感じ。夕方、一杯遊んだ娘を調布駅に迎えに行きました。娘は、「公園のアスレチックの虹色ハンモックっていうので、もう命がけで遊んだよぉ」とのこと。「命がけ」?靴を脱いで、大きなハンモックを渡っていく遊具らしくて、「そろそろ降りようと思っても、そこに靴がないし、靴のあるところまで戻ろうと思ったら、他の子が飛び乗ってきてハンモックが揺れて、ずっこけて首がグキっとなったりするんだ」そうです。だから「命がけ」。はぁ、なるほど。

夜、近所の焼肉屋で焼肉を食べて、就寝。ベッドの中で、「たこをあげるひとまねこざる」を読み聞かせている途中で、ちょっと大きめの地震が来る。パパにしがみついた娘は、「どうして地震が起こるの?」と聞くので、地面は実は地球の表面にプカプカ浮いているんだよ、という話をする。そんな上で偉そうにふんぞりかえっている人類ってのは、何ものなんだろうねぇ。

娘と遊んだり、歌を歌ったり、なんとも盛りだくさんな週末でした。一つ大きな舞台が終わって、次に向けての仕込みの時期・・・って感じがします。しばらくこういう日々が続くけど、これはこれでなんとなくワクワクする時期です。