山口先生のレッスン

9日、台風が直撃するからやめたら、と女房に止められながら、「でも行かないと」と、車で大田区へ。山口悠紀子先生のレッスンを受ける。以前から、「声帯を鳴らしすぎ」と言われ続けていたので、今回はなるべくノドを鳴らさないように、と発声を始めると、「それだと鳴らなさすぎ」と注意。ノドの響きじゃなく、もっと上に響きを集めようとして、鼻声になってしまったり、上体が支えを失って上に浮いてしまったりする。響きは上、というよりも、前。そして、支えは下。支えが先にあって、支えがきちんとできていないのに、意識だけ焦って上に飛ばそうとしてもだめ。そのバランスが難しい。

基本の発声から、イタリア歌曲の「Caro Mio Ben」を見てもらったのですが、歌になると、子音が強すぎて、しかも口先だけで作っている、との注意。子音はもっと柔らかく、息で子音を作るようにしないとだめ。

ま、要するに、基本から全然あきません、ということで、一から勉強です。次回は別のイタリア歌曲を勉強してくることにしました。ほんとに歌って難しいなぁ。