我が家の周辺にて

先週後半から週末にかけて、家の周りの各種懸案事項を片付ける。

−リフォーム工事、終了!

我が家の今年のビッグイベントの一つだった、リフォーム工事が一通り終了しました。裏の土地を購入して、裏庭を作る。家の外壁の塗りなおし。最後は、予定してなかったのだけど、裏の土地の水抜き穴工事。

裏手の購入した土地に、土を運び込んで、60センチくらい低かった地面を高くしてもらったのですが、運び込まれた土が粘土質だったらしく、水はけが悪いんですね。先日大雨が降ったとき、裏庭全体が池みたいになってしまう。業者さんに相談したら、ちょっとだけ追加料金を加えて、水抜きの穴を開けてくれました。穴の底が元の地面につながっていて、そこから水が抜ける構造。なるほどなぁ。

リフォーム業者さんは、仕事を下請けの業者さんに回すわけで、実際に現場に来るのは下請け業者さんなんですけど、色んな業者さんがいて面白い。前回の日記にも書きましたけど、裏庭の塀と土入れの工事を担当した業者さんは、ものすごく規律正しく、礼儀正しい。住んでいる住人にストレスをかけないんですね。ヘンな話ですが、女房によると、工事期間中、一度も我が家のトイレを借りに来なかったそうな。失礼だから、と、近くの公園まで、トイレを借りに行っていたらしい。

ところが、家の外壁の塗装に来た業者さんが、結構適当な業者さんだったらしく、家にいた女房には相当ストレスになったそうです。外壁工事だから、家の窓のすぐ外とかで作業してるんだけど、ラジカセきいて、鼻歌歌いながら作業していたり、家のトイレもしょっちゅう借りに来る。作業が終わったあと、ペンキを入れた缶を置き忘れる、ドアは泥で汚す…

リフォーム業者さんに苦情を言ったら、平謝りしながら、「ウチは建築業者の子会社ですから、リフォーム専門の下請け業者じゃなくて、新築の現場に慣れている下請け業者さんが多いんですよ。」とのこと。新築の現場だと、そもそも住人はいないから、気を使う必要なんかない。多少忘れ物や汚れがあっても、最終的な引渡しの時点できれいになっていればいい。「リフォームの現場と、新築の現場は違うんですがねぇ」だって。あとはやっぱり、「世代交代で、昔ながらの礼儀をわきまえた職人さんがいなくなってるんですよね」だそうです。なるほどなぁ。
 
−虫退治と芝の種まき

最近、花壇に新しい花を買ってきて植えたら、2日くらいで、ついていた花が全部きれいになくなってしまいました。花びらが散った様子もなく、ただ、花弁だけを残して花びらが全部消えている。これはどうやら、ナメクジに食われたのでは、と推理。以前、雨の日に、花にナメクジがくっついてたのを見たことがあったんだよね。

さらに、庭先に、アリが大邸宅を建築して砂利の上にいくつもの土山ができているので、アリ退治もしなければならない。さらにさらに、造成工事が一段落した裏庭に、芝の種をまこう、と決める。ということで、近所の園芸店で、芝の種、ナメクジ用の除虫剤、アリの巣退治用の除虫剤を買い込んでくる。

アリ退治のクスリは、すごく即効性があって、巨大なアリの巣は一日で全滅しました。クスリって怖いなぁ。と思っていたら、1週間くらいして、また同じところにアリが邸宅を建築し始める。ダメじゃん。また除虫剤買ってこないと…

ナメクジ撃退薬を花壇の周りに蒔く。はたしてナメクジが悪いのか、それとも別の要因なのか、まだ見極めが必要です。それが終わったら、できたばっかりの裏庭の地面を耕して、芝の種を一面に蒔く。娘は、「雪みたいだねぇ」と大喜び。パパは筋肉痛。ちょっと芝の種の蒔きどきとしては遅いのだけど、ちゃんと生えてきてくれるかな。

娘は学校で朝顔の種を植えて、かなり大きく育ったのを、「植木鉢に移して」と家に持って帰ってきました。これのお世話もしないとね。
 
コウガイビルって、ご存知でした?

先日、雨の日の翌朝に、近所の畑の真ん中の道を歩いておりましたら、地面の上を、40センチくらいの長さのオレンジ色のミミズのような生き物が這っているのに遭遇。ミミズか、と思ったら、頭部が扇のように広がっている。この扇のような頭部を振り動かしながら、ずんずん前進していく。あまりにグロテスクで怖い。

よく生物の時間に聞いた、プラナリアに少し似ているなぁ、と思ったのですけど、見たことのない生き物だったので、ネットで調べてみたら、「コウガイビル」というそうです。女の人が頭にさす「笄(こうがい)」に、頭の形が似てるからだって。ミミズやヒルよりも、プラナリアに近い生き物らしい。そんなに珍しい生き物じゃないんだよ、と解説されていました。でも、41年間生きてきて、一度も出会ったことなかったぞ。

生まれて初めて出会った生き物だったのですが、この後、やたらとよく見かけるようになりました。庭仕事をしようと思って、ゴミバケツをどかすと、その下に、5センチくらいのコウガイビルが丸くなっていたりする。先日の雨の日の翌朝、同じ畑の道をあるいていたら、40センチくらいのヤツと、60センチくらいの大物と、20センチくらいの小物、3匹に連続して出会う。コウガイビルの当たり日。

昆虫系もそんなに強くはないんだけど、軟体動物系はもっとダメなので、思い出すだにキモチワルイ。「ヒル」と名は付いているけど、人の血をすったりはしない、無害な虫だそうです。無害かもしれんが、キモチワルイものはキモチワルイのである。神様ってのは、なんだってこんなミョーなものをおつくりになったのだろう。もうちょっと考えてほしかったなぁ。