麗鳴演奏会が近づいてきました!

なんだか随分とこの日記の更新がご無沙汰になってしまって申し訳ありません。年明け以降、3月5日に予定されている麗鳴の演奏会の準備でじたばたしており、日記の更新にまで手が回っておりませんでした。ということで、今日は告知がてら、準備状況を。
 

演奏会のチラシ。デザイナーやってる団員さんが毎回作ってくれています。毎回キュートなチラシでしょ〜。
 
今回の演奏会は4ステージ構成。日本各地の民謡を集めたステージ、三善晃と萩原英彦の作品をまとめたステージ、三沢治美先生編曲の懐メロメドレー「LOVE」、そして、千原英喜先生作曲の「心が愛にふるえるとき」。全体に、「愛」と「ふるさと」をキーワードにした曲が集まりました。

第一ステージの民謡ステージでは、昨年の合唱コンクールの課題曲「知覧節」を含め、日本民謡のスタンダードナンバーを並べていますが、Kings' Singers編曲の「竹田の子守唄」や、「知覧節」の作曲家、間宮芳生先生編曲の女声合唱「五木の子守唄」など、ちょっと珍しい曲にも挑戦しています。北は山形から南は沖縄まで、20分弱の日本旅行をお楽しみいただければ。

第二ステージでは、三善晃先生の「地球へのバラード」から二曲、萩原英彦先生の「白い木馬」から三曲を演奏します。実はこのお二人、同じ年にお生まれになっているんですね。「白い木馬」は、私がまだ大学生の頃に歌った懐かしい曲。共に合唱曲のスタンダードナンバーと言ってもいい人気曲だと思いますが、それだけに、やってもやっても新しい発見のある、いい曲です。あと1か月、しっかり仕上げていかねば。

第三ステージの「LOVE」は、前々回の定期演奏会の「SORA」に続いて、三沢治美先生編曲の懐メロメドレー。1960年代から70年代の名曲のメドレーですが、どの曲もすごく力がある感じがします。最近のJPOPにもいい曲はあるけど、日本語の力、メロディーの力、どれも圧倒的。私はこのステージの演出の一部を担当。耳慣れた曲に合わせて、小さなドラマを演じます。どんなドラマが展開されるかは、ご覧になってのお楽しみ。

第四ステージの「心が愛にふるえるとき」は、作詞の五木寛之先生の想いのこもった詩に、千原先生が、それこそ60年代の懐メロを思わせるような、平易で美しく、そして熱いメロディーをつけた組曲。千原先生の他の楽曲に比べると、一瞬とっかかりやすい感じがするんですが、そこは千原先生、なかなか一筋縄ではいかない落とし穴や一ひねりで微妙な味付けがなされている。そういうニュアンスを丁寧に表現していかないと、味わいが出てこない曲で、あと一か月しかこの曲に触れられない、というのがちょっともったいないような、いい曲です。

指揮の中館先生は、「単なるベルカントだけじゃない、民謡では頭声を意識した発声が必要だし、ハーモニーの中ではルネッサンス風の響きが必要になる部分もあるし、JPOP風に歌わないといけない部分もある。合唱ってのは、歌手にとって、自分の引き出しの多さを試される表現だと思います」とおっしゃっていて、引き出しの少ない私みたいな歌い手はかなり四苦八苦しています。残りの練習回数を指折り数えて青くなっていますが、なんとか頑張ります!

入場無料ではありますが、これだけのバラエティのある曲を楽しめる演奏会はそんなにないと思います。3月5日(土)、府中の森芸術劇場ウィーンホールにて、皆さんのご来場をお待ちしております。

なお、千原英喜先生、三沢治美先生、ご本人がご来場下さる予定になっています!!!ひゃー。がんばらねばー。