「春こん。」に出てきました

合唱団麗鳴で、東京春のコーラスコンテスト、いわゆる「春こん。」に出てきました。無伴奏の合唱アンサンブル、9分以内、必ず法人曲を一曲入れること、というコンテスト。人数制限があったので、合唱団ReiとMei、という二つの団体での出場。私はReiで参加で、団員さん作曲のオリジナル曲1曲と、相沢直人作曲「むらさきつゆくさ」、荻久保和明作曲「音楽」の3曲を歌いました。

練習の途中で指揮者の中館先生が体調を崩して入院される、というハプニングもありましたが、代役で指揮してくださったTさんの素晴らしい指導もあり、練習から本番舞台まで充実した舞台になりました。中館先生が選曲してくださった3曲がとてもよい曲だった、というのも、練習が楽しかった要因の一つ。相沢直人さんの曲は、Meiが歌った「言わない」も含めて、合唱曲らしいきれいな曲だったし、荻久保和明さんの「音楽」は、宇宙的な広がりさえ感じる深みのある曲。団員さんの一人のKさんが作曲した、「おとなになるために」という曲も、ソプラノパートソロがとてもきれいな佳品。

演奏の結果は、Meiが優秀賞をいただくことができて、それもよかった。Reiは賞がもらえなかったし、個人的にはたくさん反省点もあるんですが、アンサンブルを作っていく過程はすごく面白かった。何より、音楽を作るには、耳が一番大事なんだなー、というのを今更ながら痛感しました。周囲の音と自分の声がどうブレンドしているかをしっかり聞き取れない、というのが自分の一番の課題で、それを克服しないとソロ曲を歌っていても音痴に聞こえちゃう。でかい声は出るんだけど、音楽にするには、自分の声だけじゃなくて、他の色んな音が聞こえないとだめなんだなー。そういう意味では、みんなで声を合わせるアンサンブルの練習をしっかりできたのもよかったし、ReiとMeiの練習を交互にやって、お互いの声を聴きあう、というのもいい経験でした。こういう経験を重ねていけると、音楽を作る作業がもっと楽しくなる気がする。