「ジャッジ」は結構ちゃんとした映画だった

2月のお休みに、女房が終日お稽古で留守だ、というので、娘と「どう過ごそうか」と相談。「映画を見たい。『ジャッジ』っていう映画がハチャメチャで面白いっていうから見たい」と言い出す。最近映画館に行ってもMETのライブビューイングに行くことが多くて、ちゃんと映画を見ることが少ないなぁ、と思い、一緒に見に行くことにしました。新宿ピカデリー

『ジャッジ』は思ったほどハチャメチャじゃなくて、割とまっすぐ作られた正統派のラブコメ映画だった。CM業界の人が作った映画、というと、市川準さんが作った「BU・SU」とか「会社物語」とかを想像して、作家色の強いマニアックな映画かなー、と思ったんですが、どっちかというとホイチョイプロダクションの「私をスキーに連れてって」みたいなよく出来たエンターテイメント映画でした。なんのかんの言って北川景子さんっていいな、と思う。決して演技派ではなくて、むしろ大根役者の部類だと思うのだけど、自分の演技とか自分自身のプロデュースに対してとても真面目に取り組んでいる感じがする。事務所の力とか、自分の美貌とか、そういう与えられたものに甘えるだけじゃなくて、自分なりに考えてしっかりぶつかっていく直球勝負な感じがいい。美人すぎるのでいろいろバッシングもあるみたいだけど。