天気予報のこと

最近、我が家で話題になっているのが、NHKの天気予報で出てくるマークの見方。傘のマークとお日様のマーク、曇りのマーク(ちなみに、娘はこの曇りのマークを、シュークリーム、と呼んでいる)とありますが、この並び方が意味しているところが、よく分からない。

左上に傘があって、右下に雲があって、傘から雲に矢印が引いてあるマーク。これはどうやら、「雨のち曇り」と分かりますね。左上に雲があって、右下に傘があって、矢印がないマークはなんだ?最近、大きな雲が真ん中にあって、右上に小さな傘がある、というマークが出てきて、これはどういう意味だ?誰かご存知の方、いらっしゃいませんかね?

短い時間で情報を伝えなければいけないので、「凡例」なんか表示されても、いちいちチェックすることもできない。となれば、ぱっと見てすぐ意味が分かるような表示にしてほしいんだけど、どうもよく分からない。NHK側だけが了解していて、少なくとも我が家では理解できない一定の表示ルールがあるらしい。それともひょっとして、日本全国で我が家だけが理解していないのか?それは怖い状況だなぁ。

私が子供の頃の天気予報の表示は、左に傘があって、右に雲があり、間に縦線が引いてあれば、「雨のち曇り」。間が斜め線だと、「雨ときどき曇り」というルールでした。このルールを発見したときは、子供ながらに興奮したね。これも凡例なんかなかったけど、アナウンサーさんが読む予報と画面を眺めていて発見したルール。でも、割とシンプルなルールだったよね。最近の天気予報の表示は、色んなパターンがあるわりに、直感的に、「こういう意味かな?」と分からなくて、それがストレスになる。

でも、こういうコミュニケーションギャップって、日常的にある気がする。受け取り手が理解しているという思い込みだけで発信される、意味のない情報。ネット上を見れば、受け取り手を意識していない独り言があふれている。読んで理解できるものはまだいい方で、ネットの書き込みなんか、ほとんど理解できない符丁だけで構成されているものもあるよね。

そういう自己満足的な発信、あるいは、閉じたコミュニティの中の結束感を確認するための発信・・・というのがイヤで、この日記でも、極力、「誰が読んでも理解できる」ことを目指して書いているんですけどね。(時々出てくるオタクネタは別だが)舞台表現でも一緒で、色んな表現はえてして、観客や聴衆に対するものではなく、表現者だけの自己満足に陥りがち。常に自分を戒めねば。それにしても、天気予報のマークが分からないのは、日常生活で困るんだよなぁ。