あまりに更新が滞留しているので、一気に色々

最近この日記の更新が本当に滞っていて、このままだと死に体になってしまうかな、という危機感。色んな日常雑感やインプットの感想などはFACEBOOKで吐き出しているし、自分の舞台活動の宣伝や報告などはGAGのブログで展開するようにしたものだから、この日記で書くことがなくなってしまった。FACEBOOKに入っていない友達などへの情報発信ポータルとしてはいまだに活用しているのだけど、それだといかにもさびしいよねー。

こうやって更新されずにいつのまにか忘れ去られていくネット上の日記とかブログ、ホームページとか山のようにあるんだろうし、そういうゴミデータがプロバイダーのサーバ容量を随分食ってるんだろうなーと思う。ネット上で「忘れられる権利」というのがよく話題になるけど、情報検索リストから削除されてもデータが完全に消えるわけじゃないからねー。そういう意味でもネット上の情報って怖いなーと思う。半永久的、しかも加速度的に増大しながら蓄積されている莫大な情報量。だれか「情報の埋葬場所」みたいなのを作ってしっかり成仏させてあげたりしてくれないかねー。

といった無駄話は置いておいて、最近の家族の活動状況や予定など、久しぶりにまとめて書いておこうと思います。10月にGAGの第11回公演を終えてから以降、GAGブログに掲載した情報以上のことは展開していなかったので、そのあたりをスタートラインとして。
 
ゲルギエフの「火の鳥」>
10月、GAG公演の直後、サントリーホールへ、家族三人でゲルギエフ率いるマリンスキー歌劇場管弦楽団の演奏会を聞きに行く。「火の鳥」「ペトリューシカ」「春の祭典」と、バレエ音楽特集だったんだけど、なんか「僕らが正統」という自信に満ちた演奏で圧倒されてしまう。ゲルギエフのケレンも加わってダイナミクスが半端ない、というのもあるけど、「レパートリー」なんていう軽い単語じゃなくて、民族の音楽、血が鳴らす音楽、みたいな力強さ。NHKで後日放送されていた同じゲルギエフ・マリンスキーで演奏された「サロメ」が、なんだか借り物っぽくって全然面白くなかったのと比べ物にならない出来。そう思うと、日本人って、「日本人の正統」と言える音楽体験を失いつつあるよね。まだ我々の世代とかは、民謡とか和太鼓を聞くと血がたぎる感じがあるけど、私の娘の世代とか、アニソンで育った子供たちにとって、日本の民族音楽って学校の教科書で習う音楽になっちゃってるしねー。府中近辺みたいに地元のお祭りが世代を越えて支えられている地域は事情が違うのだろうか。
 
<歌の絆より強く!in大船渡>
10月の末から11月の頭にかけて、女房が実家の大船渡に行き、「歌の絆より強く!in大船渡」というイベントを手伝ってきました。栗山文昭、辻秀幸、佐竹由美、辻裕久、なかにしあかね、栗友会、という錚々たるメンバーが東京から参加した合唱イベント。いつもお世話になっているシン・ムジカさんが製作方で手伝っている、とのことで、女房も演奏会の司会や裏方などのお手伝い。それ以外にも、地元出身者という立場を活かし、現地との連絡係などをこなしたようです。東北の地方TVではかなり大きく取り上げられた一大イベント。東北の人たちに東京からできることって本当に少ないけど、何かやれることがあるのなら何でもやってあげたい。夫婦して、いつもそう思っています。
 
<府中合唱祭>
11月の頭には、毎年合唱団麗鳴が参加している府中合唱祭がありました。府中の森ドリームホールで丸一日をかけて行われるこのイベント、毎年、府中という地域の合唱人口の厚さ、レベルの高さを実感させられます。麗鳴は、高田三郎「ひたすらな道」から、「姫」、相澤直人「ぜんぶ」を演奏したのですが、今までこの合唱団で歌ってきて一番手ごたえのある演奏だった気がする。客席の空気の重さが変わる、というか、「姫」でぐうっと密度が上がって、「ぜんぶ」でふわっと解放されるようなそんな感覚が、会場全体で共有できた感じ。こういう演奏を積み重ねていければいいなと思った。
 
<仕事で大きなイベントを開催>
11月の半ばに、会社が昔敷設した海底ケーブルが、社会生活に大きな影響を与えた革新的技術、ということで表彰されることになり、表彰記念式典が開かれることに。そのイベント当日の裏方仕事を、私が仕切ることになり、都内のホテルを借りて、100人近いお客様をお迎えしてなんとかつつがなく終了。会社の仕事なのだけど、プライベートで色んな舞台やイベントを企画したり、裏方仕事をこなしてきたノウハウが相当生きた気がします。当日のタイムテーブルとスタッフの動線を整理したり、受付用の色んなグッズを手作りしたり、という作業やってると、やっぱりオレってイベントの裏方仕事が好きなんだなー、と実感。
 
<修道女アンジェリカ>
女房が会員になってお世話になっている東京シティオペラ協会の12月の公演は、プッチーニ三部作から、「外套」「修道女アンジェリカ」の二本立て。女房は「修道女アンジェリカ」の修練長という役をいただきました。舞台の感想はGAGのブログに書いたので割愛するとして、実は私はこのオペラ、二本とも初見だったんです。初見の舞台がこれだけ丁寧に作られたハイ・クオリティな舞台だったのは幸運。初見でいきなり前衛的な演出だったり、演奏の質がいまいちだったりすると、作品自体への印象が悪くなっちゃいますからねー。「外套」、いいなーと思った。ラストシーンとか、ちょっとスリラーっぽい現代性があって怖い。「アンジェリカ」はいかにもサディストプッチーニらしい、ヒロインをこれでもかといたぶりまくりのオペラだけど、ドロドロ「外套」と組み合わせるといかにも清らかな感じで、この二つの組み合わせはバランスがいいなぁ、と思いました。女房の修練長も大活躍。
 
<「椿姫」ハイライトコンサート>
自分の歌唱技術をきちんと維持向上するには、やはり自分を追い込まないと、ということで、「椿姫」のアリアや二重唱をハイライトで上演するサロンコンサートを12月に企画、上演しました。25名という小さなサロンでの演奏会でしたが、おかげさまで満席、お客様からもたくさんお褒めの言葉をいただきました。それはそれでありがたいのだけど、個人的にはやっぱり最後までノドが保たず、決してほめられた歌唱ではなかったです。いつまでたっても壁が越えられない感じで、自分でも情けないんですが、ここで「もうムリ」とあきらめてしまうのはあまりに悔しいので、これに懲りず、来年も同じような企画を考えたいと思っています。共演者の皆さん、ありがとうございました&また巻き込みますんで何卒よろしゅー。
 
<今後の予定そのいち:船に乗ります>
この12月の14日から24日まで、関連会社が所有運航している海底ケーブル敷設船に乗船することになりました。以前この日記でも、海底ケーブルの陸揚げイベントをレポートしましたが、自分が関わっている海底ケーブルを敷設する船がどんなものなのか、一度乗船したい、とずっと思っていたので、ついに念願がかなった、という感じです。船酔いで廃人になって船室に閉じこもる11日間になるかもしれないけど、それも経験。しばらく電話もネットも通じない状況になりますが、滅多にできない体験を目いっぱい楽しんできたいと思っています。
 
<今後の予定そのに:年が明けたら>
年が明けたら、女房の英国歌曲の演奏会や、麗鳴の演奏会、娘の音楽部の演奏会、東京室内歌劇場の「子供と魔法」など、相変わらず色んな舞台活動が続きます。4月以降には、それ以外の企画も具体化していく予定。この日記も死に体にならないよう、まだまだ情報発信していきますので、何卒お引き立てのほど、よろしくお願いいたします。


今度乗るケーブル敷設船。冬の太平洋は荒れるというから、酔い止めの薬を買い込みました。頑張りまーす。