いや、ふつーの台風ですが

先日の地震に続いて今度はハリケーン東海岸の大都市が集中するエリアにハリケーンが上陸するのは非常に珍しいことらしく、どのTVもハリケーン「アイリーン」一色。しかし、こちらのハリケーンの移動速報とかを見なれていないので、今アイリーンさんがどこにいて、いつ頃どの辺に到達するのか、というのが今一つよく分からない。そう思うと、日本の台風情報ってのは実に分かりやすいよなぁ。

土曜日に接近、とのことだったのですが、土曜日は娘の通うNJ日本人学校でオープンスクール(授業参観日だね)がある日。本当にやるのか、と思っていたら、そのまま予定通り開催。でも、帰宅する夕方くらいまで、NJあたりはさほど雨も降らず、アイリーンさんは一体どこにいるんだ?というくらい穏やかに日が過ぎる。

夜半になってやっと、それらしい風と雨になってきましたが、日本の普通の台風並みです。それでも、マンハッタン近辺では、あらゆる交通機関が停止、橋やトンネルも通行止め、一部のマンションでは入り口自体を封鎖する、という厳戒態勢。実際、スタッテンやニュージャージの南の方では、一部の地域で停電や洪水の被害があったようなんですが、我々の住むクリフサイドパーク近辺は、まぁ普通の台風です。

日曜日の午後になり、すっかり雨も上がり、風も落ち着いてきました。でもTVは相変わらず大騒ぎ。騒いでいるわりには、どこでどんな被害が発生したのか、どなたか亡くなった方とか行方不明の方がいるのか、といった情報がほとんど発信されない。そういう部分も妙に不親切で、なんだかひたすらショウアップはしているのだけど、情報が少ない気がして仕方ない。日本の報道だと、各地でどんな状況なのか、非常に詳しくすぐに情報が集まってきますよねぇ。

色んな意味で、日本という国はやっぱり災害先進国なんだなぁ、と思わされる今日この頃でございます。不思議な国アメリカ。