色んなことを思い出す

先週の後半は、ちょっとばたばたしていたので、日記の更新が滞ってしまいました。とりあえず、ざっと概観。

木曜日、娘の小学校で「クリスマス祝会」がある、というので、午前中会社を休んで見に行きました。

娘の小学校には、学芸会とか、文化祭、といったものがありません。プロテスタントの学校なので、その代わりになるのが、「クリスマス祝会」というイベント。毎年、5年生が降誕劇をやり、各学年が歌や楽器演奏を披露する。今年は娘が入学して初めての「クリスマス祝会」ということで、どうしても見たくなり、会社を休んで行ってきてしまいました。

幼稚園の降誕劇は本当に小さな子供たちのお芝居だったのですけど、5年生の降誕劇は、すっかりお兄さんお姉さんの大人のお芝居。劇中歌は各学年が歌います。降誕劇が終わると、各学年の演奏会。途中で、プログラムには出ていない先生の飛び入り演奏や、子供たちの手話付合唱などがあり、なんとも家族的な温かい「クリスマス祝会」でした。娘は、ピアニカで、「みこよねむれ」という曲を一生懸命弾きました。上手にできてよかったね。

金曜日、またしても午後、会社を休んで(いや、そんなにしょっちゅう休んでいるわけじゃないんですよ。年休は結構余っているんだ)、毎年この時期にお手伝いしている、大田文化の森合唱団のリハーサルに出かける。土曜日の本番に向けての仕込みです。去年は、大田区民プラザという、少し大きめのホールで、オーケストラ伴奏でやったんですが、今年は、定員250名ほどの大田文化の森ホール。このくらいの規模のホールってのはいいなぁ。

土曜日はそんなわけで、大田文化の森合唱団の本番。演奏会が終わって、誰もいなくなって電気も消えちゃった舞台上で、こっそりイタリア歌曲なんか歌ってみたりした。客席の隅々までよく見えるし、自分の声が(いい声悪い声含めて)、きっちり届いている感覚がある。大田文化の森という場所は、大田区民のボランティアが協議委員ということで支えている、という話は、随分前にこの日記に書いたと思うのですが、ホールもそうだし、多目的スペースなんかも充実している綺麗な施設です。ちょっとしたサロンコンサートとかも企画できそう。こういう場所で、自分の声にしっかり向き合える演奏会とか、お芝居とか、やってみたいなぁ、と思います。出演者の皆様、お疲れ様でした。

演奏会の後、ガレリア座の忘年会の二次会会場に顔を出す。後半は、主宰Y氏を囲んで、色々とオペレッタ談義に花を咲かせる。私は次回公演に参加していないので、なんだか久しぶりに、気の置けない仲間との時間を過ごすことができました。

日曜日、朝から府中の伊勢丹に行き、家族のクリスマスプレゼントを選ぶ。娘のプレゼントはサンタさんにお願いしてあるので、もうサンタさんが来てくれない大人2名のプレゼントを選びます。府中と調布をうろうろして、夕方のクリスマスディナーの食材の買出し。調布の駅前のケンタッキーでは、クリスマスのチキンを求める行列が10メートルくらい続いていました。

帰宅後、娘と2人して、クリスマスケーキを作る。材料を買ってきて、クリスマスケーキを自宅で作るのも、クリスマスの年中行事。2年前のクリスマスに、同じようにケーキ作りをした娘のビデオを引っ張り出して見て、家族で大盛り上がり。子供って育つんだよねぇ。

夜になって、娘の幼稚園のクリスマスミサに顔を出す。昨年まで、女房が幼稚園の合唱団で聖歌隊として参加していたのですが、今年は参列者として、おとなしく座っていた。参列者の列がかなり進んだところで、コーラスの指導者の中瀬日佐男先生が、「1曲歌ってくださいよ」と女房と私に声をかけてくださる。お言葉に甘えて、飛び入りで、AveVerumCorpusを歌ってしまいました。相変わらずちゃんと暗譜できてなくて恥。これだけ何回も歌ってる曲なんだからいい加減覚えろよ。

帰宅してみれば結構時間は遅く、娘を早々に寝かしつけて、女房と、クリスマスプレゼントの交換。今朝起きてみれば、玄関先にはサンタさんから娘へのプレゼント(今年は、一輪車と竹馬です)が置いてある。娘は朝から大喜びで、裏庭で一生懸命、一輪車の練習をしているそうな。

年末年始は、いろんな年中行事が重なる時期。毎年同じことを繰り返しているようで、子供の成長を含め、どこかしら毎年違う。毎年同じことを繰り返すから余計に、過ぎた年月の厚みが実感できる。楽しいこと、悲しいこと、苦しいこと、嬉しいこと。色んなことを思い出すのも、年末の年中行事ですね。