早く明日が来ないかなぁ

「早く明日が来ないかなぁ」というセリフ、自分が口にする機会は滅多になくなってしまった気がしますねぇ。明日も今日の繰り返しだという諦め、あるいは明日やるべきことが山積みになっているプレッシャーの中で、「早く明日にならないかなぁ」なんていうセリフは、もうすっかり忘れておりました。

昨日から始まった娘の小学校生活、昨夜、私が帰宅した後、娘は、学校であったことを沢山レポートしてくれました。

「先生は、とってもやさしそうだけど、『しずかにしなさい』って、指を口にあてて、『しぃ』ってする時は、ちょっと怖いよ。」
「私は、静かにしてるんだけどねー、うるさい子もいるんだよねー」
「(椅子が横を向いているので)先生のお話を聞くたびに、足の位置を変えなくちゃいけなくて、それがとっても大変なんだよ」
「椅子を後ろにひきすぎると、私の後ろを人が通れなくなるからね、難しいんだよ」
「今日はお勉強しなかったけど、学校の探検をした」
「理科室にはね、わにがいたよ。なーんと校長先生のお部屋にも行ったんだよ」
「校庭に行って、どんなお遊具があるか、見て回った」
「ゴミ箱の使い方も教わったんだよ」
「一回、探検が終わったから、もうお帰りかなーと思ったら、『はい、次はこれをします』って言われて、えーまだ何かするの〜?って思っちゃった。小学校はやることがいっぱいあるね」
「友達が、2人できたよ。階段のところで、『ねぇ、友達になろう』って、声をかけられたの」
「小学校、どんどん大好きになっちゃうよ」

そんな風に、沢山の出来事をレポートしてくれた後で、娘は、

「ああ、早く明日が来ないかなぁ。ランドセル早く背負いたいなぁ」

と、のたまいました。当然のようにパパは昇天。

これから長い6年間、いつまでもこんな風に、「学校は楽しいなぁ、面白いなぁ」と思い続けてくれれば本当に嬉しいなぁ。登校拒否だのいじめだの、学校を巡る嫌なニュースが飛び交う昨今、小学校に対する娘の気持ちが、このまま純粋なものであって欲しいと本当に思います。今日よりも明日の方が輝いて見える年頃。そういう時期をはるかに過ぎてしまったお父さんは、娘の明日が本当に輝いていることを、ただ祈るばかりです。