お客様って、本当に素晴らしい

ガレリア座公演、「モンマルトルのすみれ」が終わりました。打ち上げが終わって、帰宅後にPC叩いてますが、明日は朝の8:30から会議なんだよ。わはは。ということで短めに。

開演して、1幕の行進曲が終わった時から、客席が本当に温かくて、拍手が本当に嬉しかったです。そして、本番はあっという間に過ぎ、アンコールでは予定外の「アンコールのアンコール」までいただきました。ノリノリのソリスト連中が客席になだれこみ(私も参戦したが)、客席も一体になっての大盛り上がり。

本番が終わるたび、本当に思うことは、お客様は本当に素晴らしい、ということ。お客様の前で歌うこと、お客様に対して表現することによって、どれだけ自分が幸福な時間を持つことができているか。我々の自己満足に付き合ってくださった挙句に、こんなに温かい拍手を下さるお客様が、なんてありがたいことか。

自分の演技や歌については、例によって反省点だらけの公演で、思い出すたびに、「なんであそこでああなってしまったんだろう」「なんであそこで力が入ってしまったんだろう」などなど、いっぱいいっぱい不満は募るのですが、客だしの時のお客様の笑顔を見て、とりあえず今日だけは、もう満点の笑顔です。もちろん、反省点は反省点として、次の舞台のためにきちんと持ち越さないとだめだけどね。

以前の日記で、「一人でも多くの人を幸福にするために自分ができることを精一杯やるんだ」なんて偉そうなことを書きましたけど、何のことはない、人を幸福にするつもりで、一番幸福になっているのは自分なのでした。こちらが幸福を投げかければ、お客様が10倍、100倍にして返してくださる、この素晴らしい幸福のキャッチボール。

この公演を支えてくださった数々の方々、共演者のみんな、何より、タイトルロールを演じきった我が女房どのに、本当にお疲れ様でした。3幕のあなたの超高音へのブラボーは、本当に心からのブラボーだったよ。

そしてそして何よりも、今日、新宿文化センターに足を運んでくださったお客様の一人一人に、本当に、幸福な時間をありがとうございました。

また一つの、忘れがたい舞台が終わりました。そしてまた、次の舞台へ。そこに集まるお客様たちから、また沢山の幸福をもらうことができるように、精一杯、皆様に向かって、幸福な時間を投げかけていきたいと思います。舞台って、いいなぁ。本当に、いいなぁ。