娘の新体操クラブの発表会〜Fちゃんは大忙しだね〜

昨日は、娘が習っている新体操クラブの発表会。昨年は「乞食学生」の直前練習と重なってしまって、パパは涙を飲んで見に行かなかったのだけど、今年は平日だったので、年休を取って勇んで見に行きました。さすがすちゃらか社員。

と思ったら、観覧席でビデオを構えているお父さん方を結構見かけてほっとする。最近の日本の企業は随分寛容になったんだねぇ。とてもいいことだ。

娘は、なぜだか「園児代表」ということで、開会のご挨拶をすることになりました。最近我が家はご挨拶が多いねぇ。3人の幼稚園児が声をあわせて、「これから発表会を始めます」というご挨拶をします。その役が決まったとき、娘は「きんちょーするよぉ」といいながら、

「じょうずにできたら、おきゃくさまが、ぶらぼーって、いってくれるかな?」

と、のたまいました。こういう娘に誰がした。我々両親がそう育てました。すみません。パパもママも、さすがにヘンな人と思われたくなかったので、本番では口に出してブラボーは言いませんでしたけど、心の中で一杯ブラボーって言ってあげたからね。

幼稚園児たちの新体操発表会、なんていうのは、まぁボールやリボンを使ったお遊戯みたいなものなんですが、それでも、昨年の発表会のビデオで見た演技なんかとは全然違う新しいことができるようになっている。子供はとっても体が柔らかいですから、大人には真似できないとんでもないポーズを決めたりすると、結構感動します。幼稚園の課外サークルとして始めた新体操ですけど、娘は随分気に入っているので、小学校に入っても、できるだけ続けて通わせたいと思っています。

同じ新体操クラブには、この日記で何度か出てきた、天使になったFちゃんも入っていました。去年の発表会は一緒に出演したんだけど、今年は一緒にできなかったね。でも、娘は、リボンの演技がなかなか上手にできなかった時、心の中で、

「Fちゃん、たすけて!」

って叫んだそうです。そしたら、上手にできるようになったんだって。

「xxちゃんも、yyちゃんも、困ったときとか、うまくいかないときに、Fちゃんにお願いするんだって。Fちゃん、大忙しだねぇ。」

子供というのは、大人よりもずっとずっと神様に近いんだと思います。Fちゃんは確かに、娘だけでなく、お友達みんなの心の中にいて、心の支えになってくれている。新体操の発表会、一生懸命踊った子ども達の一人ひとりの心の中で、Fちゃんは生き続けているんです。

Fちゃんのこと、私の中で、なにかしらきちんとした形で残しておきたくて、思い立って一つのお話を書いてみました。この日記に載せるのは、日記の主旨から外れるような気がするので、Yahooブログに新しいページを立てて、そこに掲載しました。

「ふみちゃんとかなちゃんの話(1)」
「ふみちゃんとかなちゃんの話(2)」
「ふみちゃんとかなちゃんの話(3)」

このページにもリンクを貼っておいたので、もしよければ、是非読んでください。なんだかよくあるお涙ちょうだいのお話みたいになっちゃいましたけど、でも、親から見た、娘の心に生き続けているFちゃんの姿を、なんとか形にしたい、そんなことを思って書いたのでした。もし読んでくださった方がいて、我々の中にいるFちゃんの思い出が、少しでもその方の心に残るなら、こんなに嬉しいことはありません。