暑苦しい

昨夜は異様に暑苦しく、安眠できず。年をくったせいか、首から上の汗腺がすぐ開く感じがします。顔中が汗まみれになって、寝ているまぶたの上に汗がたまって気持ち悪くて目がさめる、汗を拭いて、寝入ると、また汗まみれになって目がさめる。この繰り返し。エアコンをかけると余計にヘンな汗が出てダメ。夜明け頃に窓を少しあけて外気を入れると、やっと汗が引いた。自然ってすばらしい。

週末は例によって、歌三昧でした。土曜日はお買い物のあと、娘と新体操に行って、そのまま夜、大田区の練習に。山口俊彦先生のひげがなくなっていて驚愕する。60歳近いとは全然思えない若々しさです。何か飲んでるのかな。

大田区の練習では、「声は出てるけど色がよくない」という指摘を何度も受けました。どうしてもがなっちゃう。がなると声帯に無理がかかるから、長持ちしないのは分かっているんですけどね。でもやっちゃう。声帯が鳴っている感じがしないと、逆に不安になっちゃうんです。ちゃんと声が届いている感じがしない。鳴っている感覚が快感、ということもあって、快感におぼれてしまう。サルと一緒ですね。うっきき。

日曜日は午後、大船渡の酒蔵コンサートの練習。ここでも、やっぱり、「鳴り過ぎていてうるさい」という指摘を受ける。自分ではpppくらいの感じで鳴らしてみると、それが丁度いい塩梅。クラリネットのS氏も、「管楽器でもバカ吹きするとかえって音が届かないっていうけどね」とのコメント。がなってもいいことはないんだよねぇ。音楽的なフレーズ感が失われる、声にへんな雑味が入ってしまって美しくない、音の密度が高くないから遠くに飛ばない。歌ってる側はすごく不安だし、ストレスが溜まるんですが。ほんとにこれで聞こえてるのかなぁ、とか、これでちゃんと鳴ってるのかなぁ、とか。でもちゃんと聞こえているし、かえって声は飛ぶんだよね。

通勤電車での特訓の甲斐あって、「闘牛士の歌」のフランス語が、かなりフランス語っぽくなった、と、フランス語講師のKさんからおほめのお言葉をいただきました。「闘牛士」でも、声帯の鳴らし方の塩梅をすごく計算しないと、最後までもたない。昨日は、かなり自分では押さえて、fと書いてあるところでも軽めに軽めに、自分ではmpくらいの感覚で出したのですが、それでも1回歌っただけで声帯はざらざら。もう1回は歌えない。俊彦先生が、「きちんとしたところで発声していたら、何曲歌っても大丈夫なんだよ」と以前おっしゃっていましたが、まだまだです。

天気も声も、暑苦しいのはいやだな、というところで、無理やりお題にまとめてみました。お後がよろしいようで。ちゃんちゃん。
明日から3日間、中国出張です。この日記もしばらくのお休み。台風来てるけど、飛行機はちゃんと飛ぶかな。ではでは。