友あり遠方より来る

先週末、ボストン在住のガレリア座訳詞家Mayumiちゃんから、「NYに行くんだけど」という連絡が入り、だったら、M家と是非夕食を御一緒に、という話になる。我が家の近所でネットで評判の中華料理店、Petite Soo Chowで食事をしよう、ということになる。

M家の皆さんは、二人の息子さんがすっかり大きくなっていて驚いた以外は、御夫婦とも会った頃とほとんど変わらない若々しさ。出てきた中華料理は、味がガレリア座の行きつけだった和平飯店の中華料理にそっくりで、なんだか、曙橋の駅前でガレリア仲間と食事をしているような懐かしさで、楽しい時間を過ごすことができました。

まさか、こんなところで一緒に食事しているとは思わなかったよねぇ、と言い合いながら、NYの音楽事情や、ボストンの生活について話題は尽きない。M家では、毎年2回、ボストンで有志のコンサートを主催されている、とのことで、「じゃあ次回は是非声をかけてください」という話になる。来年はタングルウッドで落ち合う、なんてことも考えると、結構わくわく。

Petite Soo Chowというお店は、小籠包が評判のお店で、以前から名前だけは知っていたのだけど、行ったのは今回が初めて。地元のお客さんでとても賑わっているおいしいお店です。友達と一緒だと、一人では行きにくいこういうお店に行けるっていうのもいいよね。

ボストンからは車で4時間の距離、ということで、頻繁に行き来するには大変だけど、時にはこうやって一緒に時を過ごすのが楽しい。友あり遠方より来る、という言葉の意味が、なんとなく分かった気がします。中国にせよ米国にせよ、「遠方」ということの意味が実感できる国だから生まれた言葉なのかもしれないなぁ。