ペース配分

週末、河口湖合宿の後の初めてのソリスト練習。ファウストメフィスト・ヴァランタンの熱い三重唱を中心に練習。

河口湖合宿の宿のホールがすごく響く所だったので、ものすごく気持ちよく声が出た、ということもあり、そこで一つ、自分なりに納得できたフォームがあったんです。都内の練習会場に来て、それが通用するかしら、という不安もあったんだけど、案の定、中々気持ちよくならない。自分の声が返ってこないので、果たして現状がいいものなのだかなんだかよく分からない。結果として、気持ちがヘンに入ってしまって、「何もしない方がいいですよ」と何度も指揮者のN君にたしなめられる。要するにフォームが自分でちゃんと腑に落ちてないんだな。自分の耳に聞こえる声に頼りすぎている。

とにかく鳴らしすぎているので、三重唱の最後の方ではノドが上がってきてしまって全然持たない。これをどうやって本番までに改善するか。しかも本番では、この三重唱の後で、ヴァランタンが死を迎える直前の長大な恨み節があって、これを歌いきるためにノドを温存しておかないといけない。途中でこっそり水分補給できないかしら、と今から画策しておりますが。

さらに言えば、河口湖合宿でバリバリに鳴らしすぎてしまったせいで、てきめんにノドをやられて、声帯の状態も悪い。でもそれを言い訳にはできないからねぇ。本番当日に、本当に万全の状態でいられるか分からないわけだから。

練習が終わってから、みんなで曙橋駅前の和平飯店で飲みながら、お互いの歌をどうやって磨いていくか、語り合う。あのパッセージはこうするといいよね、とか、あそこのテンポ感が揺れるのを改善した方がいい、とか、細かい作り方の話を延々とやっている。これが滅法楽しい。メフィスト役のN君が、色々とアドバイスをくれたので、そのポイントを復習しながら、2月中には一度、先生のところにレッスンに伺わないと・・・という感じ。

・・・と、ワクワク考えている一方で、日曜日、家の片付けなんぞをしていたら、ちょっとしゃがんだ拍子に腰に激痛が走って、昨日あたりは椅子にただ座っているだけですごく辛かった。今日になってだいぶ状態は改善しているんですが、周りの人は口をそろえて、「それはぎっくり腰ですよ」と言う。ちゃんと歩けているから、ぎっくり腰でも症状は軽い方だと思うんですが、とりあえず明日、会社の近所の整形外科に行くことにしました。なんともオッサン臭い話。

今朝のTVを見ていたら、中日の山本昌とか、楽天の山崎のマイペースな調整ぶりについて、まだまだ元気な「アラフォー」ということで報道されていました。6月の本番に向けて、それほど時間があるわけじゃないんだけど、ペース配分はちゃんと考えないと、体が持たないんだよなぁ・・・という、ちょっと情けない「アラフォー」の独り言でございます。