[日常雑感]最近ハマっているもの

ヤンゴン紀行完結までには結構時間がかかりそうなので、今日は、近況報告がてら、最近ハマっているものを書き並べてみようかな、と思います。
 
・なんといっても「カーネーション

お父ちゃんが逝ってしまった(泣)。それにしても、ほんの数か月で、登場人物一人ひとり、脇役に至るまで、本当に自分のご近所の家族のように、親近感と思入れを持って見てしまう、このドラマのパワーにはただただ脱帽。これからとてもつらい時期が続くけど、がむしゃらな糸子ちゃんが、たくさんの女性に幸せを届け続けることができますように。
 
・なぜか諸星大二郎

しばらく日本を離れていたせいもあり、書店に立ち寄ると、必ず何冊か本を買ってしまう、という悪癖がまたぶり返しております。そんな中、先日書店に並んでいた、河出書房のムック本「総特集 諸星大二郎」を買ってしまい、以来、諸星大二郎の本を大人買いしております。あんまり女房や娘には共感されないだろうなぁ、と思いつつ、栞と紙魚子のシリーズを読みながら馬鹿笑いしていたりする。一時期往時のパワーが薄れた感があったんだけど、西遊妖猿伝から中国伝奇ものに行って、アクションシーンが増え、少年漫画っぽくなった気がする。娯楽性が増した、というか。碁娘伝とか、すっかり中国武侠ものの王道になっていて、だれか映画化してくれないかしら、なんて思います。
 
・おうちの掃除

NJに女房と娘がいて、調布の我が家には私一人きり。NJの家財道具を受け入れるスペースを作るために、10年以上ため込んだいろんなものを片づけていると、だんだんそれが楽しくなってくる。意味もなく風呂場を磨き上げたり、洗面台をピカピカにしたり、なんてことがどんどん楽しくなってきてしまって、最近は週末ごとに、今日はここを整理しよう、来週はここに手を付けよう、と、あっちこっちのモノを引っ張り出したりしまい込んだりしております。自分ではその時に分かったつもりでしまい込んでいるんだけど、1週間もたつと、あれをどこにしまったっけ?なんてことになる。やりすぎて訳が分からない状態にならないように、ほどほどにしないとね。
 
・歌おうNIPPONプロジェクト

カワイ出版がやっている、歌おうNIPPONプロジェクト、というのがあって、合唱が盛んな東北地方の合唱愛好家たちを励ますために、たくさんの作曲家が、自らの作曲した新曲や、編曲譜を提供しているそうです。この譜面はカワイ出版のHPから無料でダウンロードできる。日本に帰ってから通い始めた、合唱団 麗鳴で、その中の曲を取り上げているのだけど、これがとても良い曲。作曲家は、佐藤賢太郎という方で、歌っているのは、「つながり」「前へ」という2曲。歌詞は決して声高なものでなく、そっとそばに寄り添ってつぶやいているような優しい歌詞で、美しいメロディーと相まって、歌っているとちょっと胸が詰まって歌えなくなるような瞬間がある。これをしっかりお客様に伝えるようにしないとね。
 
ガレリア座の「ベニスの一夜」の練習も始まって、来年の7月には、この「ベニス」の舞台と、麗鳴の演奏会があります。例によって無謀なスケジュールなんだけど、しっかりこなしていきたいと思います。